
「一度ぎっくり腰になると、癖になって何度も繰り返す」とは聞いていましたが、私の場合もまさにその言葉通り。出産後に抱っこや授乳の疲労などでギックリ腰になって以来、何度も繰り返すように。ぎっくり腰になったときは、痛いし動けないしで本当につらいです。そんな症状を軽くしてくれたのがセルフ灸でした。
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毎冬ぎっくり腰に。通院も大変…

高校生のとき、部活で腰を強く打ったのをきっかけに、長い間、腰痛とともに人生を過ごしてきました。当時お世話になっていた整形外科の医師からは「腰痛は完治することがなく、一生のお付き合いになりますよ」と言われたため、若かった私はとてもショックを受けました。
その後もその医師の言葉通り、常に腰痛に悩まされていましたが、出産してからは特に悩みが深刻に。育児の疲労などさまざまな原因が重なり、毎冬ぎっくり腰を繰り返すようになってしまったのです。
何かの拍子にギクッという衝撃が走った後は、おばあさんのように腰が曲がった状態から姿勢を変えることが難しくなってしまい、激痛で病院に行くこともままなりません。しかも1回の通院で良くなるわけでもなく、何度も通うことになります。育児中の私には、それがとても大変でつらいものでした。
はりとおきゅうの効果で翌日には動ける体に!
ぎっくり腰だと、たとえなんとか病院に行けたとしても、長い待ち時間に椅子に座っていることがつらい……。だから、ぎっくり腰の治療は予約可能で待たなくて済む鍼灸(しんきゅう)師さんにお願いすることにしました。実は鍼灸師さんに診てもらうのはそれが初めてではなく、もともと不妊治療のときから毎月お世話になっていたので、ぎっくり腰の治療も安心して委ねることができました。
鍼灸師さんは、まず脈を測って体の状態を把握し、冷え切った体をおきゅうでしっかり温めて、はりで痛みを緩和してくれました。おかげで大抵の場合は、翌日には動ける体になっていました。はり・きゅうの効果は個人差があるとは思いますが、私の場合、定期的にはり・きゅうで体のメンテナンスをおこなっていたので改善が早かったのかもしれません。