「重だるさが消えた」汗をかきにくい私。体の巡りがよくなり生理の不調が和らいだ習慣は
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40代、50代となると少しずつ親が要介護になる人も増えるのではないでしょうか。要介護になると急速に進行するのが「認知症」。国内認知症患者の数は2050年には1000万人以上にもなるという推計もあります※が、その中に自分が入らないためにできることはあるのでしょうか。介護付有料老人ホームの嘱託医である医師・駒形依子先生に聞きました。
※「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」(平成26年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業 九州大学 二宮教授)を元に推計(厚生労働省)。各年齢の認知症有病率が上昇する場合の将来推計。
教えてくれたのは…
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
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認知症を予防する食品として、よくEPAやDHAなどの成分が挙げられますがいかがなのでしょうか。
「サプリメントなどでどんなに体にとって良い成分をとっていても、腸内環境が乱れていると十分に栄養を吸収できません。まずは便秘や下痢などをなくし、腸内環境を整えることが大切です。
40代、50代女性で腸内環境が整っている人はほとんどいないと言っても過言ではありません。乱れた食生活や添加物などの影響はもちろん、更年期に入ると女性ホルモンのエストロゲンが減って組織が硬くなり、腸も硬くなっていくためです。
腸内環境を整えるためにヨーグルトや納豆などが推奨されますが、体質によっては合わないこともあります。便秘や下痢にならない食習慣は人によって違うため、自分の体に聞いてみる、つまりいろいろな食品を試してみて便通が整うかどうかを確認することが大切です」(駒形先生)。
認知症予防としてよく言われるのが人との交流です。
「もちろん、認知症予防に人との交流は欠かせませんが、特に必要だなと最近感じるのが、グチを言える友人の存在です。
クリニックでも、医師や看護師にグチをこぼす方が多くいらっしゃいます。グチを言うことは悪いことではなく、広い視野で見れば認知症予防にもつながると思います」(駒形先生)。
グチと認知症予防……。どのようにつながるのでしょうか。
「40代、50代の更年期はイライラしやすい時期です。イライラをためこむと自律神経の交感神経が優位になり、血管がぎゅーっと収縮した状態になります。
つまり、イライラした状態が続くと血流が滞り、脳への血流も悪くなります。血流バランスが悪いと、認知機能に関わる神経伝達物質も運ばれにくくなり、それが積み重なれば支障が出てくるのです。
イライラを解消することで血管の弛緩が促されれば、血流バランスがよくなります。
グチをこぼしてイライラを解消することが、認知機能の低下を抑えることにつながると言えます」(駒形先生)。
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