「子宮がんの可能性も!?」下腹部の痛みや不正出血で婦人科を受診。医師が告げた診断は【体験談】
目次 1. 検査結果を聞くだけで倒れそうに 2. ホッとしたのもつかの間 3. つらい日々から今は感謝の日々に 4. まとめ つらい日々から今は感謝の日 …
ウーマンカレンダー woman calendar
1.ホルモン補充療法(HRT)
2.漢方療法
3.セルフケア「自立訓練法」
治療法は、ホルモン補充療法(HRT)をはじめ、漢方薬や安定剤などさまざまです。医師はそれぞれの症状に合わせて治療をおこないます。
ホルモン補充療法はエストロゲンを体に補充する治療法で、内服薬・貼り薬・ジェル状の塗り薬があります。更年期症状の中でも、のぼせ、ほてり、発汗といった症状には特に有効です。開始してから2週間ほどで効果が出始めます。
5年以上使用する場合は乳がんのリスクが上がるといわれているため、通常2~5年くらい使用しますが、5年で必ずやめなければならないということではありません。そのリスクと治療効果を考慮しながら検討します。いきなりやめるとまた症状が出てしまうこともあるので、生活環境を整えたり、セルフケアなども取り入れながら、だんだんと減量し、ゆっくりやめる方向へ持っていきます。
また、症状によっては漢方療法も有効です。代表的な漢方は、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、加味逍遥散(かみしょうようさん)などがあります。漢方は2週間から1カ月使用して効果を確認し、ラクになった感じがなければ処方内容を変更して、本人に合った漢方薬を見つけていきます。
セルフケアの一つとして、自立訓練法があります。薬物治療ほどの効果は期待できませんが、これをおこなうことで自己コントロール力が身につき、症状緩和につながることもあります。
●静かに落ち着ける場所で椅子に座るか、あお向けで横になり目を閉じます。下の7項目を唱えながら、その状態になるように気持ちを向けます。
①気持ちがとても落ち着いている。
②手足が重い。
③手足が温かい。
④心臓が静かに打っている。
⑤呼吸がラクになっている。
⑥おなかが温かい。
⑦額が涼しい。
●終了のための消去動作をおこないます。
①手足が軽い。
②手足の温かさが引いてくる。
③おなかの温かさが引いてくる。
④額の涼しさが引いてくる。
⑤気持ちがとても落ち着いている。
●1回5分以内で、1日2~3回おこないます。
ホルモン補充療法は乳がんのリスクが高まるのではと、不安に思われる方も多いと思います。しかし、ホルモン補充療法による発がんリスクは、肥満や飲酒による発がんリスクと同程度か、それより低いことが最近の研究で明らかになっています。
ホルモン補充療法は、ほてりや多汗、めまいやイライラなどに対し有効な治療法であることは間違いありません。過度に恐れる必要はありませんが、治療の際には必ず乳がん検診を受けましょう。
・更年期症状の主な治療法は、ホルモン補充療法(HRT)と漢方療法の2つ
・ホルモン補充療法は乳がんのリスクが高まるといわれているので、治療の際は定期的に乳がん検診を受ける
のぼせ、ほてり、発汗がひどいと、ずっと不快感を抱えて生活しなくてはならず、人前に出るような仕事や機会が多い場合はかなり気になりますよね。この程度で受診してもいいの?と考えてしまうかもしれませんが、我慢せずに受診して快適な生活を手に入れるほうが精神的にもラクになれます。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
取材・文/アキモトスズ
「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
更年期になると、いろいろな病気が心配になりますが、特にがんは気になる病気ではないでしょうか。中でも女性なら、婦人科系がんは気になる病気の1つ。今回は、婦人科系がんの中でも死亡率が高...
続きを読む40代、50代に増える薄毛や抜け毛の悩み。鏡に映ったつむじを見て「もしかしてハゲてきている?」と心配になることも。人には相談しにくい更年期世代女性の抜け毛と薄毛について、産婦人科医...
続きを読む閉経後に出血があると、「もしかして閉経じゃなかった?」と思ってしまうかもしれません。けれど、不正出血はさまざまな病気の初期症状であることも。そこで、閉経後に不正出血があるとき考えら...
続きを読む閉経を間近に迎える40代後半、50代前半の女性にとって気になるのは自分の体の変化ではないでしょうか。中でも気になるのが、腟・子宮・卵巣といった女性特有の機能。生理がなくなることで生...
続きを読む更年期に入り、仕事や家庭の忙しさに加え、ホルモンバランスの変化で体調の波に悩まされることが増えました。疲れやすく、イライラも増加。リラックス法として「呼吸法」が良いと聞きましたが、...
続きを読む目次 1. 検査結果を聞くだけで倒れそうに 2. ホッとしたのもつかの間 3. つらい日々から今は感謝の日々に 4. まとめ つらい日々から今は感謝の日 …
目次 1. 睡眠だけで女性ホルモンの減少を抑えられない 2. 良質な睡眠は自律神経を整えてくれる 3. 良質な睡眠のためにできること3つ 4. まとめ …
目次 1. 呼吸法を習慣化できない理由 2. チートタイムの前にルールを設定 3. リラックスと習慣のバランス 4. まとめ リラックスと習慣のバランス …
目次 1. 閉経後にリスクが高まる子宮体がん 2. 子宮体がんのリスクになるその他の要因 3. がん検診のときは必ずエコー検査を! 4. まとめ がん検 …
目次 1. ハッキリした自覚症状がない 2. 子宮内膜症が原因になることも 3. 年に1回は必ずエコー検査を! 4. まとめ 年に1回は必ずエコー検査を …
目次 1. 額に汗が浮かぶほどの暑さで起きる日々 2. 寝汗で目覚めるのはなぜ? 3. 寝汗を軽減するために3つを改善 4. まとめ 寝汗を軽減するため …
目次 1. 閉経が遅くなる!?ウワサ3つ 1.1. 【ウワサ1】子宮筋腫があると遅くなる? 1.2. 【ウワサ2】太っていると遅くなる? 1.3. 【ウ …
目次 1. 40代で生理痛が悪化! 2. 病院に相談すると、思いがけない提案が 3. 生理痛が劇的に改善 4. まとめ 生理痛が劇的に改善 装着はとても …