「やったことがないから無理」生後2カ月の子と私が体調不良に。夫が受診を拒否し続けて下した決断
2人育児の真っただ中、突然家族に広がった感染症。体調不良と育児が重なる中で、夫の「やったことがない」という言葉に直面した私は、ある大切なことに気付かされ …
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ここ数年、在宅ワークで平日はパソコン漬け、日々の息抜きはスマホでの動画視聴である私。同じ姿勢が長時間続く上に、運動不足のせいか慢性的な肩凝り持ちで、首から肩は常にガチガチに硬い状態。そんな私が襟ぐりの広い服を買ってみると、思わぬビジュアルになってしまいました。冷静に自分の体形を見つめ直し、服選びを見直そうと決意した話です。
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仕事は在宅でのパソコン業務、たまの息抜きはスマホでお笑い芸人のネタ動画を見ることな私。パソコン画面に集中することで猫背の姿勢が長時間続き、スマホの視聴では気が付くと頭が下がった状態になっています。その上、運動習慣もないため、肩凝りが年々悪化していました。首から肩にかけて触ると、パンパンに張った状態です。
たまに鍼灸院(しんきゅういん)に行くと、「この首筋から肩の硬さは、最近のお客さんの中で一番です」と先生に言われるほか、夫に肩もみを頼むと、「うわっ! 硬くて肩に指が入っていかない。鉄板でも入ってそうだな」と言われたことも……。
よろいのように硬い首筋を持つ私でしたが、肩凝りに伴う頭痛や吐き気といった症状はなかったため「まぁ肩凝りは病気じゃないんだし」と、あまり深刻に捉えることはありませんでした。

そんなある日、親戚の結婚式に招待され、ネット通販で結婚式出席用のワンピースを購入しました。私はもともと首が短いのがコンプレックス。そのため、襟ぐりが広めでデコルテが見えるデザインのワンピースを選びました。抜け感効果で、首の短さを目立たなくさせようというわけです。
しかし、届いたワンピースを着て鏡の前に立つと、思わぬ結果になりました。横に広い襟ぐりから、モリモリと盛り上がった首筋から肩のラインがあらわになり、なんとも強そうな見た目に! ワンピースの女性的なデザインとのギャップがすごいことになっているではありませんか。
ここ数年は、家事・育児・仕事で忙しいからと言い訳をして、鏡で自分の姿を見つめる機会が減っていた私。首周りのボリュームが増え、どっしりとした印象に変化していることに気付いていませんでした。「どういうこと!?」と思い、通っている鍼灸院の先生に聞いてみると、私の場合、以下の2つの原因が考えられるとのこと。
〈猫背による僧帽筋の発達〉
猫背でいる時間が長いと頭が前に出た状態になり、首から背中にかけてつながる筋肉「僧帽筋」に負荷がかかる。そのため、首筋部分の筋肉が発達して盛り上がった状態になってしまう。
〈加齢によって脂肪がつきやすくなる〉
運動不足に加え、加齢によって筋力が低下し、代謝が落ちて脂肪が蓄積してしまう。さらに肩凝りの症状があると血流が悪くなってむくみが起こり、首周りが太くなるケースがある。
肩凝りの症状は日々感じていましたが、見た目に影響が出ているとは思わず、「ストレッチを習慣にするとか、もっと早く肩凝りに対処していればよかった……」と思いました。
また、私の場合、若いころは体重が増えると下半身にお肉がつきやすかったのですが、30代後半あたりから肩や背中といった上半身にお肉がつきやすくなっていることにも気付きました。食事内容は昔からさほど変わっていませんが、少しずつ体形に変化が表れていたようです。

結婚式では、親族の集合写真など、出席者も写真を撮られる機会が多いもの。写真を見返したときに後悔しないためにも、襟ぐりの広いワンピースをこのまま着るわけにいかないと思いました。どうしたものかと考え、試しにワンピースの襟ぐりの後ろをクリップで留め、首周りを隠してみることに。すると、今度は打って変わってスッキリして見えます。
「今の自分に合う服の形はこれなんだ」と、目からうろこが落ちる思いがしました。ワンピースは、お直しの店に出して首元を詰めてもらうことに。ラウンド型だった襟ぐりは、プロの手によりV字ネックに近い形になり、盛り上がった首筋を隠すことができました。
「不要な部分を隠して、必要な部分だけを出す」という、体形に合った服の選び方をすれば、自分なりのベストな姿に近づけられるのだと実感した出来事でした。
40代に入ってからも、まだ気分は30代だった私。しかし、体にはいろいろな変化が表れていること、服選びはそれに合わせてアップデートしなければならないことに気付かされました。正直ショックでしたが、周りは指摘しづらいことかもしれないので、時々立ち止まって自分を冷静に見つめる時間を持とうと決意。
そして、肩凝りを少しでも改善できるように、息抜きのスマホはほどほどにして、こまめにストレッチをしてスッキリした首周りを目指したいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)
整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき 世界一かんたんな健康法』(アスコム)。
イラスト/きびのあやとら
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