「遠足用のシールを貼ってたのに」子どものお弁当のおかずがない!食への執着が強い夫の返答は
食べることが大好きな夫。ご飯だけでなく、甘い・しょっぱい関係なくお菓子も大好物です。おまけに好き嫌いもあまりありません。それに加え、幼いころに家庭の事情 …
ウーマンカレンダー woman calendar

私は睡眠薬を飲んでも布団に入ってから2時間以上寝るのに時間がかかることが多く、さらに寝ても2時間ごとに目が覚める状態の睡眠障害を持っていました。現在も2時間ごとに目は覚めますが、今はスッと眠りに入り起床後にスッキリした感じが得られるようになったのと、布団に入ってから15分ほどで寝られるようになりました。
それは薬によるものではなく、睡眠についての情報を集めていろいろ試していった結果です。私が試してみてよかったものを紹介したいと思います。
★関連記事:昼間はとにかく眠くて、夜中は途中で目が覚めてしまう…50歳で始まった睡眠障害【体験談】

睡眠障害を患った理由は、大切に思っていた妹が自ら命を絶ってしまったのがきっかけです。私が33歳のときでした。私は頭の中にあった「もっとこうできたはず」「なぜあんなことを言ってしまったのだろう」といった思いなど、あらゆる角度から自分を責め立てました。
そして、毎晩怖い夢を見るようになりました。それは戦争の場面だったり妹が黒い衣装を着て出てきたりするさまざまな怖いシーンで、非現実なことなのに私には悪いことが起こる前触れのように思え、目が覚めても恐怖感が続き、ほとんど睡眠が取れない状態になってしまったのです。
あまりに不安定な日が続いたので、私は自分の意思で精神科を受診しました。 四十九日も済んでないころでしたので、妹の死で両親が憔悴(しょうすい)しきっていたこともあり、「私がしっかりしないと」と、そんな思いからでした。
案の定、医師の診断は「睡眠障害」でした。特に大きな驚きはなく、自分が寝られない理由がわかり、薬も処方されたので安心した記憶があります。ちなみに最初に処方されたのは「ロヒプノール」という強めの睡眠薬でした。その効果ははっきり覚えていませんが、薬を飲む前より寝られていた程度には記憶しています。

さらに私が35~36歳のころ、病院を変えるのをきっかけに睡眠薬の処方も「ロヒプノール」から「マイスリー」に変わりました。
そのころの私の状態はというと、怖い夢を見ることもほとんどなくなり、睡眠薬を飲んで30分ほどで寝られるようになっていました。薬を飲んでいれば普通の生活が送れる状態だったと思います。
しかし39歳ごろから徐々に睡眠の質が悪くなり、44歳の現在では睡眠薬を飲んでも寝るのに2時間以上かかり、また、寝られても2時間おきに目が覚めることがほとんど。まとまった睡眠が取れない状態にまでなっていました。
朝起きても体は重く、頭もぼーっとしている状態。「しんどくて何もできない」の繰り返しで1日を無駄にするような日々が続いていました。睡眠の質が悪くなったきっかけはこれといって思い当たらなかったので、「長年、薬を飲んでいるから効きにくくなった」「年齢から来るもの」だと私は解釈しています。
寝られない日が続いたので、医師に相談して「マイスリー」のほかに「ベルソムラ」という睡眠薬も去年ぐらいから処方してもらっていますが、あまり効果は感じられず……。寝られないことが当たり前のようになっていました。
そんなとき、知り合いに寝られないことを話すと「寝る何時間前にお風呂に入っている?」と聞かれたのです。私は心の中で「えっ? お風呂に入る時間で睡眠が変わるの?」と半信半疑でした。ただ、ちゃんと睡眠を取るには朝に日光に当たったほうが良いなど睡眠と生活習慣に関する情報をよく耳にするのはたしかです。
よし、何か試してみよう。やっと私は重い腰を上げることができました。それから睡眠についてネットやYouTubeで調べ、いろいろ試してみることに。「あれっ、こんなことで本当に睡眠が良くなるんだ」。そんな驚きを感じたこともありました。

私の睡眠改善への取り組みは朝から始まります。午前中に日光を浴びながらウォーキングするようにしました。太陽を浴びるのは体内時計をリセットするのに良いのだとか。人間は体内時計が狂うと寝つきが悪くなるとのこと。ウォーキングは日光も浴びられ、また適度な疲れも得られることから睡眠を良くしてくれるらしいです。
次にお昼寝は30分以上しないようにしました。眠いと感じたら30分のタイマーをかけて眠ります。なぜ30分以内かというと、30分を超える睡眠はノンレム睡眠(深い眠り)に入ってしまい、これが夜の睡眠にも影響を及ぼすといわれているからです。
そして、肝心の布団に入ってからですが、私はこの時間にYouTubeの動画を見ながら「寝るための瞑想」「寝る前のストレッチ」をおこなうようになりました。ストレッチは筋肉を緩めることで血流が良くなり、リラックスの効果があるのだとか。瞑想は考え過ぎる頭を休めてくれる効果があるようです。
私は「夜、眠い」という感覚があまりなかったのですが、瞑想やストレッチをしているうちに夜の11時ころには眠いという感覚が得られるようになり、またストレッチが終わると15分もせず自然と寝ていることが多くなったのです。今も同じ睡眠薬を服用しておりますが、薬が増えたわけではないのに効果を感じられました。
多少夜に目は覚めますが、朝、熟睡していた感覚があるようになりました。それによって少し活動的にもなった気がします。
睡眠がましになって感じたことは「知らない」ということは損だということ。睡眠を自分で改善する方法を知ることで、生活がこんなに変わるんだとわかりました。
人それぞれではありますが、私の場合は知ろうという気持ちが睡眠改善にプラスに動いた気がします。前より睡眠が取れることで1日のだるさも頭のぼーっとした感じもだいぶましになりました。体調の良い時間が増えたので好きなドラマを見たり、家事に使ったりすることができるようになりました。こうしたことで1日の張り合いもでき、物事に前向きに取り込むことができるようになった気がします。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)
日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。
イラスト/サトウユカ
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
私は月7万円弱の年金で暮らしている70代です。ある日、長男夫婦から突然「明日からそちらに引っ越します」との電話が入りました。驚いて「どういうこと?」と聞くと……。 ★関連記事:「マ...
続きを読む実家暮らしのまま40歳を迎えた私。フリーランスとして働き、家には生活費も入れ、自分の収入で生計を立てていましたが、結婚して専業主婦になった妹からは、何かと見下されていました。「いつ...
続きを読む結婚5年目のころ、注文住宅を建てることにした私たち夫婦。ウキウキと計画を進める中、義母から「老後のために私の部屋をつくって」とリクエストが。突然の要求に戸惑う私と、「そのくらいいい...
続きを読む出産直後の慌ただしい時期、義父母から思いも寄らない言葉を聞き、胸がざわついた体験があります。 ★関連記事:「義父母よ…どうして!?」クセ強すぎでしょ!義家族の言動に戸惑った瞬間とは...
続きを読む私は現在、住宅の完成予想図を3D化するパース制作会社を経営しています。戸建てやマンションの建築プランをCGで立体的に再現し、依頼先の企業や施主が完成イメージを確認できるようにするの...
続きを読む食べることが大好きな夫。ご飯だけでなく、甘い・しょっぱい関係なくお菓子も大好物です。おまけに好き嫌いもあまりありません。それに加え、幼いころに家庭の事情 …
父方の叔父が亡くなり、お通夜に参列したときのことです。成人してからは親戚で集まる機会も減っていたため、久しぶりの再会にどこか懐かしさを覚えていました。葬 …
私は在宅で翻訳の仕事をしている38歳の兼業主婦です。夫は中学2年生の娘・A子ちゃんを育てていたシングルファザー。前妻を病気で亡くしており、再婚にあたって …
40代の後半に差し掛かったころの話です。長年、京都府の郊外にある住宅街にひとりで住んでいたのですが、ご近所トラブルから精神的に不安定になり、兵庫県の某田 …
人気マンガ家・イラストレーターの和田フミ江さんが、ステキなおばあちゃんを目指す連載「ときめけBBA塾(ばばあじゅく)」。 パート勤務を始めて1年。服装の …
55歳からマンガを描き始めたナランフジコさんによる、熟年夫婦の生活を描いたマンガ。 義母から「愛しのジェイ(孫)に連絡するよう伝えて!」と言われたフジコ …
思い出した途端、叫びたくなるような赤っ恥エピソードの1つや2つは誰もが持っているもの。運転中の女性が信号待ちしている間に注目を集めた理由は? トイレの後 …
夫のやさしさから始まったマッサージの習慣。最初はうれしかったのですが、最近は思わぬ方向に展開し、少し複雑な気持ちで受け止めています。 ★関連記事:「した …