
年齢を重ねるにつれて、だんだんとパサついたりコシがなくなってきたりと髪質が変わってきましたが、私が髪のことで一番気になるのはやっぱり白髪! 35歳を過ぎたころから急に白髪が増え始めたので、知り合いの美容師さんや栄養士さんに気になったことをいろいろ聞いてみました。
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白髪って?美容師さんに聞いてみた
美容師さんいわく、髪色はメラニン色素の量によって決まるのだそう。メラニン色素は年々少なくなっていき、やがてほとんど含まれなくなると白髪に……。いわゆる加齢による白髪は“欠失型白髪”と言われ、メラニンの生成機能を失っているのだとか。
ちなみに、白髪だったはずの髪の毛がまた黒く戻っていることがたまにあります。これは“休止型白髪”と呼ばれ、遺伝や加齢だけではなく、ストレスや栄養不足が原因で一時的にメラニン生成機能の活動を休止し、白髪になったものだそうです。そしてこの“休止型白髪”の場合には、再び黒髪が生えてくることもあるらしいです。
また、白髪の進行をできるだけ遅らせるためには頭皮の血行を促すのも良いらしいので、お風呂で頭皮マッサージをしているのですが、たまには自分へのご褒美として美容院でヘッドスパをしてもらうことも。老廃物と一緒に、ストレスも流してもらえる気がします!
バランスの良い食事で白髪の進行を遅らせる

栄養士さんの話によると、加齢による白髪は完全に止めることはできなくても、食生活やサプリで栄養を補うことで進行を遅らせることはできるそうです。バランスの取れた食事を心がけることが大切らしく、私も以前より食生活に気を付けるようになりました。すると、なんだか白髪の進行が遅くなったような気が……!
まず海藻類(昆布、わかめなど)や魚介類(いわし、さばなど)は髪に良いことで有名で、髪の毛を健康な状態にしてくれるそう。次に、乳製品(チーズ類)や果物(バナナ、リンゴなど)、大豆やナッツ類は、メラニン色素の原料と言われるチロシンを含んでいるらしいです。そして、野菜や豆類などもミネラルを含んでいて髪に良いそうです。
とはいえ、たまにはジャンクなものを食べたくなったりすることも……。そんなときは、いろいろな市販のサプリで栄養を補いながら息抜きしています。
隠す?見せる?ベストなヘアスタイルは?
白髪が気になり始めてから、長い間染めていなかったカラーリングを考え始めました。私は夫が8歳年下なのですが、夫は黒くてツヤツヤとした髪でさらに年齢よりも若く見えるタイプなんです。だから、夫にとってきれいな妻、そして娘にとってかわいい母でいたい! とはいえ、まだそんなに白髪が多いわけではないし、白髪染めやヘナも良いけれど、どのようなカラーをしようか悩んでしまう……。
初めは分け目を変えて隠してみたり、ふんわりさせて目立ちにくくしたりでなんとかカバーしていました。それでも気になってきたころ、私が取り入れたのは、ウィービングというカラーリング方法。全体ではなく筋状にカラーを入れる方法です。他には、束状にカラーリングするメッシュもおしゃれ。どちらも白髪が目立ちにくくなるだけではなく、髪が伸びてきてもプリン頭にならないので、何かと忙しい毎日を送る私にぴったりでした!
まとめ
できるだけ増やしたくない白髪だけれど、隠すだけではなくあえて生かしたスタイルを楽しんだり、さらに増えていったらいっそのことすべて染めないグレイヘアもすてきだなと思っています! アンチエイジングも良いけれど、「オトナ女子だからこそ」の美しさも大事にしたい。年齢を重ねることも楽しんでいきたいです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic 医師)
美容外科、美容皮膚科、予防医学(栄養療法)、アンチエイジング専門医。Zetith Beauty Clinic 、東京美容外科沖縄院にて勤務。トライアスロン日本代表の経歴を持ち、⾃分がアスリートであることも⽣かしつつ、美と健康のスペシャリストとして「中からと外からの美と健康」を信念に、外から(美容医療)だけでなく、中から(分子栄養学、予防医学)の美と健康の権威として多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。著書に、「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介された「アスリート医師が教える最強のアンチエイジング」(文藝春秋社)がある。