「え?排水口に黒いピンポン玉!?」40代、年々抜け毛が増えていって思ったことは
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コロナ禍でマスク生活になり、鏡を見るたび、顔のたるみが気になるようになりました。行きつけの美容院の美容師さんいわく、全身が1枚の皮でつながっているので、頭皮が硬くなると顔だけでなく、胸やおしりなど体のたるみにもつながるそうです。美容師さん自身がおこなっている頭皮ケアや、面倒臭がりの人でもできる簡単な頭皮ケアを教えてもらいました。
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コロナ禍でマスク生活になり人と話す機会が減ったからか、鏡を見るとほうれい線がくっきり目立ち、フェイスラインのたるみや二重顎が気になるように。頭皮が硬いと顔がたるむという美容コラムを読み、快眠ドライヘッドスパ専門店へ行きました。
最初に施術前の状態を確認するために、頭皮のセルフチェックをしながらカウンセリングを受けました。セラピストの指示で、まず両手の指の腹で頭部全体を押さえ、そのまま頭皮を前後左右に動かします。次に両手の指の腹で、耳の上の頭皮を上下に動かします。最後に両手の指の腹で、ハチ(頭頂部と耳の間の最も出っ張っている部分)周辺の頭皮を上下に動かしました。が、私の頭皮は微動だにしません。
セラピストから「凝っていますね。頭皮も凝りがたまるんですよ。頭の筋肉が凝って硬くなると、顔の皮膚を引き上げる働きが弱まって顔がたるんでしまいます。頭皮が硬いと血流が悪くなり、髪に栄養が行き渡りません。抜け毛が増えて、白髪や薄毛の原因にもなります。また、頭痛、肩凝り、むくみ、不眠など、体にも不調が生じます」と説明を受けました。
私の凝り固まった頭皮は、ヘッドスパの施術後にセルフチェックをすると動くように。自分の指を使うセルフマッサージを教えてもらったものの、3日で面倒臭くなりやめてしまいました。
ヘッドスパから3カ月後、行きつけの美容院に髪を染めに行きました。シャンプーの後に肩をマッサージしてもらいました。その後担当の美容師さんに「頭皮に化粧水を付けますね。その後に機械をかけて浸透させます」と言われて驚きました。
「頭皮用の化粧水があるんですね。初めて知りました」と言うと、「顔や体は見えるからケアをしますが、頭皮は見えないのでケアしようという意識にはならないですよね。でも、夏の日差しや紫外線で、頭皮も結構乾燥しているんですよ」と美容師さん。化粧水を頭皮に付けた後、ヘッドマッサージの機械をかけてくれました。「気持ち良いですね。私、頭皮が凝り固まっていると言われたんです。セルフマッサージも続かなくて」と話したところ、「頭皮から全身1枚皮なので、頭皮が硬くなると、顔はもちろん胸やおしりもたるむんですよ」と言われて衝撃を受けました。
「美容師さんも何か頭皮のケアをしていますか?」と聞くと、「10年後のたるみ予防のために、ようやく頭皮のマッサージが習慣づいたところです」とのこと。そして、美容師さん自身もおこなっているという三日坊主の私でもできる簡単な頭皮ケアを教えてくれました。
美容師さんの頭皮ケアでおすすめされたのは、シャンプー用の電動ヘッドブラシです。自分の指だと疲れるけれど、機械で頭皮のクレンジングとマッサージができるのでラクだそうです。
あとは洗髪前にブラッシングをするのもおすすめとのこと。頭皮を刺激し、汚れを浮かすことができます。疲れて面倒臭いというときは、両手で拳を作って耳の周りに当てて、気持ち良く感じる程度にぐりぐりとマッサージします。耳の周りは太い血管があるので、血流が良くなるのだそうです。自分のできる範囲でないと続かないので、短時間だけおこなえば良いそうです。
忙しくて頭皮ケアを自分ではできないときは、美容院で髪を切るついでにヘッドスパや、オプションで炭酸シャワーを付けるのも、血流が良くなり、リラックス効果もあるのでおすすめとのことでした。
私は化粧品購入時におまけでもらったシリコンのシャンプーブラシを使っていました。今はスカルプブラシに買い替えました。
美容師さんによると、頭皮の約4万個の毛穴に詰まった皮脂や汚れは指では落とし切れず、抜け毛やにおいの原因になるそうです。ブラシを替えて、たしかに頭皮のにおいが減りました。また、シャンプーを流すと髪がツルツルになりました。
もともと頭皮ケアを始めるきっかけとなった顔のたるみはまだ改善してはおらず、私の場合、顔のたるみに即効性があるわけではなさそうでした。しかし、シャンプーブラシによる頭皮ケアは気持ち良いので続けることは苦ではないですし、頭皮のにおいが減る、髪がツルツルになるなどの副次的なメリットも感じています。10年後の自分のことも視野に入れて、これからも気長に努力を続けていきたいです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
監修/黒田あいみ先生(Zetith Beauty Clinic 医師/東京美容外科沖縄院院長)
美容外科、美容皮膚科、予防医学(栄養療法)、アンチエイジング専門医。Zetith Beauty Clinic 、東京美容外科沖縄院にて勤務。トライアスロン日本代表の経歴を持ち、⾃分がアスリートであることも⽣かしつつ、美と健康のスペシャリストとして「中からと外からの美と健康」を信念に、外から(美容医療)だけでなく、中から(分子栄養学、予防医学)の美と健康の権威として多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。著書に、「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介された「アスリート医師が教える最強のアンチエイジング」(文藝春秋社)がある。
イラスト/村澤綾香
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