「夜中に2回も着替え」40代で急増した寝汗と体力低下…私の体に起きていた変化とは一体【体験談】
目次 1. 自分に向き合うことができないと感じる日々 2. コントロール不可能な体調不良が襲うように 3. 何げない会話に情報が詰まっている 4. まと …
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早期閉経を疑う場合は、沢岻美奈子女性医療クリニックのように、月経トラブルや更年期治療に対応している婦人科を受診しましょう。早期閉経の一般的な診断プロセスは、以下の通りです。
血液検査では、FSH(卵胞刺激ホルモン)やエストロゲンなどの値を測定し、卵巣機能を評価します。併せて超音波検査を実施し、子宮や卵巣に異常がないかをチェック。必要に応じて骨密度検査をおこない、骨の硬さや強さを調べることでエストロゲン低下による骨粗しょう症のリスクを判断します。
早期閉経には、いくつかの治療法や対処法があります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
【ホルモン補充療法(HRT)】
不足している女性ホルモンを、薬で補う治療法です。更年期症状の改善が見込めるほか、性交痛の緩和や骨粗しょう症・動脈硬化性疾患の予防、アルツハイマー病のリスク軽減にも。また、詳しい因果関係はわかっていませんが、大腸がんのリスク低下などにもつながっています。
【漢方薬やサプリメント】
ホルモン補充療法が適応にならない場合は、漢方薬やサプリメントで早期閉経に伴う症状の改善を目指します。更年期症状を和らげる漢方薬には加味逍遙散(かみしょうようさん)や桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)などがありますが、体質や症状に合わせて選べるのが漢方薬のメリットです。
また、エクオールを含むサプリメントの摂取も更年期症状には有用とされています。漢方薬やサプリメントに詳しい医師に相談してみると良いでしょう。
【生活習慣の改善】
早期閉経の症状を緩和するには、生活習慣の見直しも効果的。食生活においては、肉や魚介類、卵類などのたんぱく質や、海藻類、豆類、野菜、ナッツ類などのミネラルを中心に、鉄やビタミン類などの不足しがちな栄養素を積極的に摂取するようにしましょう。
また、睡眠に問題を抱えている方は、カフェインやアルコールの摂取にも気を付けたいところ。特に、カフェインの効果は2~3日続くといわれています。一度やめてみると不眠が解消されるかもしれません。
そのほか、適度な運動を取り入れるのもおすすめです。本格的なスポーツでなくても、ヨガや散歩など、無理なく続けられる運動を習慣にしてみましょう。
【ストレスマネジメントやリラクゼーション法】
イライラや落ち込みといった精神症状には、「1:2呼吸法」が有用です。1:2呼吸法とは、5秒間息を吸い、10秒かけて吐き出すというように、1:2の比率でゆっくりと呼吸すること。深呼吸には、副交感神経を高め、リラックス状態に導く効果が期待できます。イライラや不安感が強い方は、1日の中で呼吸に集中する時間を作ってみると良いかもしれません。
【メンタルケア】
趣味や楽しみ、生きがいを見つけるのもおすすめ。卵巣機能が低下し、ホルモンバランスが乱れると、気分が落ち込んだりやる気が出なくなったりすることがあります。しかし、趣味や楽しみ、生きがいがあれば、毎日を前向きな気持ちで過ごせるように。ボランティアや旅行、習い事など、興味があることに積極的にチャレンジしてみることが大切です。
通常よりも少し早いタイミングで閉経と診断されると、女性としての役割が終わってしまったかのような喪失感を覚えるかもしれません。しかし、40~50代は人生の折り返し地点に差しかかったばかり。改めて自分自身と向き合い、人生の後半戦をいかに過ごすかを考えるために、ちょうど良いタイミングといえます。仕事・家族・生きがいの3つに分けて、今後のライフプランを再考してみましょう。
【仕事】
【家族】
【生きがい】
閉経は女性にとって大きな変化ですが、乗り越えられない問題ではありません。これまで以上に充実した人生を送るには、閉経したことを悲観的に捉えるのではなく、周囲のサポートを受けながら自分らしい生き方を見つけていくことが何よりも大切なのです。
早期閉経と診断されても、人生はまだまだ長い道のりが続きます。たしかに、体や心が変化していくことは、大きな不安につながるかもしれません。しかし、早期閉経は決して“終わり”ではなく、人生を仕切り直すスタートラインのようなもの。症状がつらいときには、家族に頼ったり医療の力を借りたりしながら、自分が前向きに過ごせる方法を探っていきましょう。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
取材・文/生垣育美
産科・婦人科領域の医療現場において医師の事務作業を専門にサポートする産婦人科ドクターズクラークとしての勤務を経て、第1子出産をきっかけにWebライターへ転身。夫・息子と3人暮らし。やんちゃな息子に振り回されながら、なんとか仕事と家庭を両立させる日々……。
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