ときめくと更年期でも女性ホルモンの分泌が増えるの?ときめきホルモンの正体とは一体【医師解説】
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更年期症状の代表的なものに、ホットフラッシュがあります。頭がのぼせたり、ほてったり、突然どっと汗が出たりと不快な症状ですが、そのときの汗が、体のにおいの原因になるということをご存じですか。更年期世代は夏だけでなく冬も汗ケアが必要な理由と効果的なケアについて医師に聞きました。
におい研究の第一人者である五味クリニック院長・五味常明先生によれば、もともと汗は臭いものではないと言います。
「汗はもともとにおいが強いものではありません。ただ、汗が皮膚にある皮脂やアカなどと混ざると、細菌がにおい物質を作り出します。汗をかいたまま放置することで、皮膚の常在菌が汗や皮脂などを分解し、きついにおいが発生するのです」(五味先生)。
そして、そのにおいも、汗の種類によって変化するそう。
「更年期によく見られるホットフラッシュやストレスによる汗は、きついにおいの原因になることがわかっています。更年期世代である40代、50代は育児や家事、そして仕事など、気付かぬうちにストレスをためている女性が多いですね。さらに、“ 自分の汗のにおいが人に迷惑をかけているのでは? ”と思えば思うほど気になり、ストレスが高くなってしまいます」(五味先生)。
汗のにおいがストレスになるのは、女性がかきやすい特徴的な汗にも原因があると言います。
「女性はブラジャーを着けていることが多いため、汗が胸の間や下部にたまりやすくなります。胸の汗は鼻に近く、自分のにおいがストレスを呼び、さらに発汗につながることがあります」(五味先生)。
また、 制汗デオドラント剤「デオナチュレ」を手がける株式会社シービックの調査※によれば、上半身に突然の大量の汗をかきやすい女性の約半数が、ブラジャーなど下着のにおいが洗濯をしても取れないと感じていることもわかりました。
「ストレスを軽減させるためには正しい汗ケアをおこなうこと。ケアをしているという安心感が大切です」と五味先生はアドバイスします。
次に、汗ケアに効果的な方法を紹介します。
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