
勉強はできたほうではありません。とはいえ、テスト前には一夜漬けでも覚えなければいけないことは覚えられた学生時代。社会人になってからは仕事を覚えるためにメモを取るようになり、書いた内容はだいたい覚えていました。それが40代 となった今では….. 。ついに同じ部署の人の名前もなかなか覚えられなくなってしまいました。 私の記憶力低下についての体験談を紹介します。
★関連記事:「あれ?この人誰だっけ?」顔はわかるのに名前が思い出せない私のちょっとした工夫とは
誰が誰なのかわからない? 顔と名前の不一致

今から10年ほど前に母と一緒にテレビを見ていたときのことです。母が「若い子の顔は全部同じに見えるから覚えられない」と言っていました。当時の私は1人ずつしっかりと覚えられていたので、その言葉が理解できずに「そんなわけないやん、全然違うやん」と思っていました。それが40代を迎えたころから母と同じような現象に陥ってきたのです。
特にグループで活動する芸能人に至っては、覚えられたとしても2人まで、それ以上になるともう無理。そっくりに見えるのです。それどころか、以前なら好きな作家の代表作をいくつも挙げられたのに、今は1つも題名が出てこないこともしばしば。毎週見ているドラマや番組の出演者名や役名が出てこないということもしょっちゅうあります。そのため何度もホームページで確認するという作業をしなければならなくなってしまいました。
仕事でも同じ職場の人の名前を覚えきれず、その都度名札を確認している始末。付き合いが長くてよく会っている人であれば顔と名前がすぐわかりますが、ついこの前まで一緒に働いていた人ですら、街で会ったら「誰だっけ?」となってしまいます。
日常使う漢字や言葉が思い出せず、仕事に影響

ずいぶん昔に漢字検定で3級に合格しました。そのため漢字には少々自信があり、人に聞かれてもすぐに正しい漢字を教えられていました。ところが最近は、スマホやパソコンでひらがなを1~2 文字打てば予測変換で候補を出してくれるため、手書きをする機会がめっきり減りました。
その結果、自分で書こうとすると簡単な漢字が出てこないという事態に。ついこの間も「絶対」の「絶」が出てこなくて結局スマホで検索してしまいました。文明の力に頼り過ぎているせいもありますが、記憶力の低下は否めないと思いました。
現在ライティングの仕事をしているのですが、ネットでいくつものサイトを同時に開いて調べながら書いていると、どのサイトに何が書いてあったのかを忘れてしまい、少し書いては「あれ、なんだっけ? どこに書いてあったっけ?」となってしまいます。
その結果、情報がまとめきれず困ってしまうことがよくあります。また、書き記したい状況を表すのにぴったりの言葉や表現、ことわざや四字熟語などが、いくら考えても出てこず、文章が稚拙になってしまうのです。