- 2024.10.17
- パニック障害,
「呼吸ができない」電車に乗れなくなった夫。パニック障害克服のきっかけとなった妻の意外なひと言とは
目次 1. 突然呼吸ができなくなった夫 2. 電車にも乗れなくなってしまい… 3. パニック障害が治ったきっかけ 4. まとめ 電車にも乗れなくなってし …
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ヨガニドラーのCDを買っていたのもあり、自宅でもおこなうことにしました。今は有料のアプリを使って毎日1日1回、昼食の後に20分ほどのものをルーティンにしています。
ヨガニドラーはインストラクターのガイドに従いながら、じっとあお向けのポーズで体を細かく意識します。ヨガニドラーとは自律訓練法のようなもの。以前通院していた心療内科のカウンセラーによると、自律訓練法は自己催眠により意識的にリラックス状態をつくって、自律神経のバランスを回復させる治療法だそうです。
1つ異なるところは、「サンカルパ」(サンスクリット語で決意の意味)といって、自分の習慣を変えるポジティブな決意を3回唱えるところ。ヨガニドラーの中には2回サンカルパの時間がありますが、毎回変えずに言い聞かせるようにやります。2回のサンカルパは、ヨガニドラーの中で最初と最後におこないます。
私は、「体の不調を軽くしたい」「毎日を快適に過ごしたい」ということをサンカルパで言い聞かせました。その結果、徐々に抗うつ薬とは卒業でき、抗不安薬の量も減らすことができました。私にとってヨガニドラーは、日常の忙しさから解放されるための、自分を見つめ直すきっかけにもなっています。
ヨガニドラーを始める46歳のときは、頑張ることが良いこと、無理してでも自分を奮い立たせて突っ走ってきたところがありました。しかし、頑張ることだけが良いことではなく「自分にやさしく」することも大事なんだ!と思えるようになり、日々の体調に耳を傾けるようになりました。しんどかったら、「今日は無理しないでペースダウンしよう、こんな日もあるよね~」というように。
以前の私は自分のことは後回し、仕事では責任のあるポジションに就くなどに加え、体の変化についていけなくて落ち込むことが多々ありました。もともと体が弱かったこともあり、体の不調には慣れていましたが、まさかメンタルの不調になるとは思いませんでした。ストレスに対する受け止め方が若いときより弱くなっていることを改めて感じています。
ペースダウンした結果、不安感も以前より少なくなりました。ヨガニドラーを通じて体を緩めることを日常的にしているからだと思います。以前お世話になったヨガインストラクターによると、人は体を緊張させることは得意だけど、緩めることは苦手だそうです。これからも、ヨガニドラーを続けて「自分にやさしく」過ごしていきたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
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