- 2024.10.17
- パニック障害,
「呼吸ができない」電車に乗れなくなった夫。パニック障害克服のきっかけとなった妻の意外なひと言とは
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私は44歳のときに、今まで経験したことのない心のざわざわ感、不安感を抱えるようになりました。そこで、あることをきっかけに46歳でヨガニドラー(ヨガの睡眠)を始めたところ、徐々に不安感が軽減したのです。そこで、今回は私がヨガニドラーに出合ったきっかけと、どのように変化したかを紹介します。
★関連記事:「汗びっしょり、不安感、倦怠感が…」40代からの心と体の不調は更年期症状!?50代で見つけた解決法【体験談】
私の不安感はある日突然やってきました。44歳のときです。仕事中にパソコンを操作しているとき、今まで経験したことのないめまいに襲われました。しばらく休憩室で横になってもグルグル回ったまま。その日は早退させてもらって、自宅で1日中寝ていましたが、その日を境に1日の中で何回もめまいに襲われ……。その後、定期的にめまいの症状に悩まされることになりました。
耳鼻科で受診した結果、「良性発作性頭位めまい症」と診断されました。めまいの原因は不明でした。半年ほどの通院と処方されためまいに効く薬で治まったのですが、「いつ、めまいが来るのか?」「外でめまいが起きたらどうしよう?」。そんな思いを抱くようになり、不安感でつらい日々を送ることになったのです。
今思えば、仕事で体を酷使することが多かったのと、子育てでは長男が高校1年の時期に不登校になり、また中学1年の次男が所属していた野球チームでのお母さんたちとの人間関係で心身ともに疲れ切ってきたのだと思います。
最初に起きためまいで内科と耳鼻科を受診し、そのときは原因不明のめまいと診断され、その後、不安感が強く出て心療内科へ。しばらく心療内科への通院を続けたものの、もしかしてこれは更年期?と思って婦人科へ。婦人科では血液検査の結果、更年期障害の診断を受けてホルモン補充療法を開始。最終的には心療内科と婦人科に落ち着いて治療をすることに。
心療内科では抗不安薬と抗うつ薬を処方してもらい、まさか自分が心療内科のお世話になるなんて、ずっとこのままなんだろうか? とにかく不安な日々を過ごしていました。
当時、私は心身の不調を改善するために、ヨガにハマっていました。私はスポーツインストラクターをしていて体を動かすことが好きだったのもあり、通っていたヨガスタジオのワークショップを受けていました。ヨガを通じて、筋肉や心の緊張が解けていくのを感じていたからです。
ワークショップの1つに瞑想を学ぶコースがあり、受講生となり2カ月ほど通いました。これはヨガの哲学を学ぶコースです。カリキュラムの中にヨガニドラーを体験する時間があり、これが私とヨガニドラーとの出合いとなりました。
ヨガニドラーは「眠りのヨガ」です。ヨガマットの上にあお向けになり目を閉じてくつろぐポーズで、インストラクターのガイドに耳を傾けるものです。ヨガというとストレッチの要素が入ったポーズを取るものと思っていた私は、「これで体に良いことがあるのかな?」と半信半疑で思っていました。
しかし、一度体験してびっくり! なんともいえない心の安らぎとリラックスを感じたのです。これはやってみる価値がある!と思って、続けることにしました。
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