「苦しい…」突然息ができなくなり病院へ→10年治療を続けた病気とは【体験談】
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仕事と子育てで心身ともに忙殺されていた30代。もう限界かも……と思ったときに思い出したのが、日記を書く習慣でした。心のもやもやを書き出すことで、思いがけない解放感を味わった私。悲しみでいっぱいだったうつ状態から脱出するまでの体験談です。
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私は幼少時からおおらかな性格だと言われてきました。人と会えば冗談を言って笑うのが好きですし、めったに怒ることもありません。でも、変なところで気が小さいというかどうも他人の目が気になり、くよくよと打たれ弱いところがあるのです。30代からはそういう性格を克服しようと、仕事に子育てに頑張りました。多少のことは気にせず、強くポジティブに生きよう!と思ったのです。
しかし忙しさが増すほど、心は悲しみと違和感で満たされていきました。もともと、嫌なことや悩みを心にため込んでしまい、誰にも相談できない性格なのです。40代になったときには、理想としていたしなやかな女性像とは反対に、うつうつと落ち込んだ心を抱えて心身ともに限界が近い状態でした。
他人や家族とは楽しい話だけをしたい私。では、この心の悲しみはどうすればいいの?と思ったとき、思い出したのは思春期に書き続けていた日記でした。あのころは1日に何ページもいろいろな悩みや自分の考えをノートに書き連ねていました。このノートに書くとなぜか物事が良い方向にいくことが多いと感じていた私は、こっそりと「願いが叶う魔法のノート」と呼んでいたのです。
もう何をするのもおっくうでしたが、不思議と日記を書きたい気持ちは膨らんで、専用のノートを買いに行きました。1行、1ページ、2ページ……最初はうまく心を表現できませんでしたが、すぐにどんどん書けるようになりました。
納得いかないことは1ページ丸ごと殴り書きをしてみたり、お酒を飲んでさらに自由に書いてみたり。悲しいことを書いた後は心のつかえが取れて、自然と少しポジティブな言葉が出てくるのです。私は誰にも見せないノートの上で、ひたすら自由に自問自答を続けました。普段は家族のいない日中に書いていたのですが、不思議なほどの安心感と解放感に、時には夜中に起き出して書くほどに日記は日課になっていきました。
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