
骨盤ダイエットブームの火付け役で、奇跡の53歳と呼ばれるほどの美と若々しさを誇るボディーライン・アーティストのMicacoさん。そんなMicacoさんにオトナ女子のキレイをつくる“美常識”について教えてもらう連載。日ごろから美容と健康のためにおこなっていることを紹介していきます。今回は“美しさをつくる”食事法についてお話しします。
朝は排出の時間、消化に負担のかからないものを

朝はデトックス(排出)の機能が高まる時間と考えられているので、この時間帯に便・溜まった老廃物・毒素をしっかり出すようにしています。
私の場合、朝食をたくさん食べてしまうと、体が消化にエネルギーを使うためか、朝の排出ができないことがあります。すると便秘や肌荒れを起こす原因になることも。そこで朝食は、消化に負担をかけない果物や特製ドリンクにしています。
特製ドリンクは大豆プロテイン・酵素ドリンク・MCTオイルで作ったもの。大豆プロテインで植物性のたんぱく質を補給しています。大豆プロテインを飲むようになってから、肌や髪のハリやツヤが良くなってきました。酵素ドリンクで野菜や果物の栄養を効率よく摂っています。消化を助ける機能もあると言われているので朝にぴったりだと思います。MCTオイルは中鎖脂肪酸を抽出したオイルのことで、体内にすぐに消化吸収されて体脂肪として蓄積されにくく、ダイエット効果が期待できると注目されているものです。
3食をしっかり食べるという考えをやめる

成長期の子どもなら、1日3食しっかり食べるのが理想です。しかし、年齢とともに代謝が下がった体に、お腹もすいていないのに若いころのように3食しっかり食べたらどうなるでしょう。脂肪として体に蓄積され太りやすくなってしまいます。ですから、食事量は年齢、自分の代謝量を考えて変えています。
そこで美しくなるための食事配分ですが、私は基本的におなかがすくまで食べません。お昼の時間だからと、おなかもすいていないのに食べれば脂肪として蓄積されやすくなります。朝は先述したように果物と特製ドリンク。そして、次に食事をするのは空腹を感じ始める15~17時の間です。この2回目の食事は好きな物を好きなだけ食べます。昼間の体は、消化能力が上がっているので脂肪として蓄積されにくくなります。といっても食後の甘い物、デザートなど毎日食べていたら太ってしまうので、こちらは月1、2回にして我慢。すべて我慢では、長続きしないので2回目の食事は好きな物を食べて楽しむようにしています。
夕食は炭水化物は控えてたんぱく質中心に

若いころと比べ代謝が下がってくる40歳以降、夜眠るだけのタイミングでの食事はエネルギーを消費し切れず脂肪に変わりやすくなります。夕食の時間だからと食べるのではなく、本当におなかがすいて食べたいのか? 脳が欲しているだけなのか?をよく考えて食べるようにしています。
ただ、家族がいると自分だけ夕食の時間に食べないというのは難しいもの。そこで、自分の食事内容を変えるように。夜は軽めを心がけ炭水化物はやめ、肉・魚・卵・豆類などのたんぱく質を中心にしたおかずのみ。あとは美容のためにも、チーズ・納豆・キムチなどの発酵食品を取り入れ、量を減らして質にこだわっています。
本来はお酒を飲まないほうが体に良いですが、息抜きの時間も必要なもの。私は赤ワインを選ぶことでお酒を楽しんでいます。赤ワインはミネラル、ビタミンのほか、ポリフェノールも多く含まれており抗酸化作用も期待できます。夕食に合わせて赤ワインを1~2杯飲む時間は最高の癒しとなっています。
22時以降の食事は本当に太る

「深夜に食べると太る」とよく聞きますよね。これ、本当なのです。22時を過ぎると体内時計を調節する時計遺伝子の1つであるたんぱく質の「BMAL1(ビーマルワン)」が大量に発生し、摂取したエネルギーを脂肪として蓄積するため太りやすくなると言われています。この分泌量は1日のうちで変化しますが、最も増えるのが22時~2時と言われています。そのため、日中より脂肪を溜め込みやすい体になっているので夕食には気を付ける必要があります。
参考:e-ヘルスネット
まとめ
私は年齢を重ねれば重ねるほど、量を控え質にこだわった食事が美容にも健康にも必要になってくるのではと考えています。皆さんも何か口にしたくなったら、本当におなかがすいているのか、脳が欲しがっているだけなのか、よく考えてみてくださいね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。