「私はまだ軽いほう?」更年期障害も人によってさまざまな症状に悩まされることを知って【体験談】
40代後半から50代で、私自身や周りの友人も更年期障害に悩まされるようになってきました。その中でも、かなり大変だった友人の症状についてです。 ★関連記事 …
ウーマンカレンダー woman calendar
更年期は、閉経を境に前後5年、10年間を指します。急激な女性ホルモンの低下や不安定な女性ホルモンの分泌から来る更年期症状、その症状が日常生活に支障を来すようになった更年期障害についての体験談を紹介します。
同窓会に行くと、もっぱら話題に上るのは健康の話と老後の年金問題。中でもアラフィフの健康の話の中心は、更年期症状のこと。40歳を過ぎたころから低下し始めるという卵巣機能。卵巣から分泌される女性ホルモンのエストロゲンが急に減少すると、体内のホルモンバランスが乱れるそうで、アラフィフとなるとあれやこれやとやっかいな症状が顕著に出てくるようになりました。特にホットフラッシュはつらいものがあり……。
★関連記事:更年期症状はさまざま、種類は数百とも! 女性ホルモンの影響は? 病気との見分け方は?【医師監修】
更年期仲間の話によると、その症状や始まる時期はさまざまで、早い人で40代中ごろから、遅い人で53~54歳くらいとのこと。ある友人は「突然、動悸が激しくなりドキドキが止まらなくなる」と。また、ある友人は「とにかくイライラする~!! 息子や夫に当たり散らしてる!」と。また、ある友人は「朝から何もやる気が起きず、外出する気力もない」と。
その友人たちは、最初は市販薬の「命の母」を飲んでなんとかしのいでいましたが、動悸やうつとなると、やはり症状は深刻で婦人科で通院を始め、ホルモン補充治療をおこなっています。
そんな更年期症状の話は出るものの、まだ自分には生理も定期的にあり、母も更年期の症状がひどくなかったこともあり、「ふふっ、もしかして更年期症状がないままいけちゃうかも?」と、余裕をかましていました。が、そう甘い話はありませんでした。
そんな更年期に苦しむ同級生を横目に見ながら、自分にはまったく症状もなく相変わらず余裕しゃくしゃくでしたが、「ん? 先月、生理来たっけ?」と、生理が来たり来なかったりになると、やって来ました~更年期!
動悸なし、うつなし、イライラなし、ですが、電車に乗っていたとき、突然「カ~~~~!!」っと顔がほてり、首周りにかけてとにかく暑い! 暑い! きっとこれは車内の暖房のせいかと自分を納得させたものの、その夜も布団に入ると突然「カ~~~~!!」。認めたくないけれどホットフラッシュのようです。
一度やってくると、ホットフラッシュは容赦しません。家事の途中に、電車の中で、運転中に、とにかく予想もつかないタイミングで「カ~~~~!!」なのです。特にやっかいなのが、就寝中。眠っているのに、突然ぶあ~っと胸から上が暑くなり目を覚ましてしまうこと。それがひどいときは2時間ごとにやってくるので熟睡できません(泣)。
ホットフラッシュ未経験者の方に言葉で表現するとしたら、沸騰したやかんのごとく、耳から熱い水蒸気が噴き出し、頭頂部からは火山が噴火している感じです。沸騰と噴火が起こると、冷めるまで眠れないので、真冬でも布団の横には扇風機。冷めると一気に寒くなるので、足元にはヒーター。それを一晩に何度もつけたり、消したり、またつけたりと、ぐっすり眠るどころではないのです。
私は汗かきではないので、じっとり汗ばむ程度ですが、汗かきの友人はパジャマが絞れるくらい汗をかき、何度も着替えるそうです。
つらいです、ホットフラッシュ。でも、良いこともあります。朝にシャワーを浴びる派なのですが、ホットフラッシュが来たタイミングで浴室に行けば、寒い浴室も実に心地良し。寒い日の自転車も、ホットフラッシュならダウンなしでも風が実に心地良し。
とはいっても、それは一瞬。やっぱりつらいです、更年期。そろそろ生活に支障を来し始めているので病院に行こうかなと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)
日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
閉経を間近に迎える40代後半、50代前半の女性にとって気になるのは自分の体の変化ではないでしょうか。中でも気になるのが、腟・子宮・卵巣といった女性特有の機能。生理がなくなることで生...
続きを読む40歳のとき、生理の経血がびっくりするほど大量になり始めました。その治療のために病院を受診。医師からは、経血量が日常の生活に支障を来すような状態なので更年期症状の一つだと言われまし...
続きを読む40代後半から疲れが取れにくかったり、生理の周期が乱れ始めたりして、なんとなくそろそろ更年期に入っているのかな?と感じていました。生理に関しては周期の乱れはあるものの、経血量はそん...
続きを読むその発汗はある日突然やってきました。テレビを見ている最中に顔が急にほてり始めたと思ったら、顔から首周りにかけての異常な汗。その日を境にイライラも止まらなくなり、泣きながら病院に行く...
続きを読む40代後半から50代で、私自身や周りの友人も更年期障害に悩まされるようになってきました。その中でも、かなり大変だった友人の症状についてです。 ★関連記事 …
私は若いころから大きな病気もなく、健康そのものでした。夫と結婚して25年。子どもは5人に恵まれ、末っ子も手がかからなくなってきて、子育てもそろそろ一段落 …
だるさ、疲労感、イライラ、食欲不振……の症状が続き、気付けば生理周期も28日から24日に早まり気味。プレ更年期(更年期の入り口のような時期)かもしれない …
「最近、家族やパートナーの前などでよくおならをしてしまう」と感じたことはありませんか。若いころはもう少しおならをコントロールできていたような……。原因は …
痩せたいけど運動はしたくない。そこで糖質制限をはじめ、置き換えダイエット、朝食や夕食を抜くなど、若いころにひと通りおこなったことがある方も多いのでは。し …
だるさ、疲労感、イライラ、食欲不振……の症状が続き、気付けばここ半年で生理周期も28日から24日に早まり気味に。もしかしてこれが更年期の始まり!?と不安 …
頭痛が続くので婦人科を受診したところ、更年期や月経前症候群(PMS)による生理前の頭痛との診断を受けていました。ところが、最近は生理前以外にも激しい頭痛 …
若いころから、私の生理は規則正しく予定通りの周期でやって来て、6日程度でいつも終わっていました。ところが40代に突入してから、これまでの生理の様子が明ら …