「閉経後に出血!?」閉経後にリスクが高まる子宮体がん。見逃せない重要なサインは【医師解説】
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更年期は、閉経を境に前後5年、10年間を指します。急激な女性ホルモンの低下や不安定な女性ホルモンの分泌から来る更年期症状、その症状が日常生活に支障を来すようになった更年期障害についての体験談を紹介します。
同窓会に行くと、もっぱら話題に上るのは健康の話と老後の年金問題。中でもアラフィフの健康の話の中心は、更年期症状のこと。40歳を過ぎたころから低下し始めるという卵巣機能。卵巣から分泌される女性ホルモンのエストロゲンが急に減少すると、体内のホルモンバランスが乱れるそうで、アラフィフとなるとあれやこれやとやっかいな症状が顕著に出てくるようになりました。特にホットフラッシュはつらいものがあり……。
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更年期仲間の話によると、その症状や始まる時期はさまざまで、早い人で40代中ごろから、遅い人で53~54歳くらいとのこと。ある友人は「突然、動悸が激しくなりドキドキが止まらなくなる」と。また、ある友人は「とにかくイライラする~!! 息子や夫に当たり散らしてる!」と。また、ある友人は「朝から何もやる気が起きず、外出する気力もない」と。
その友人たちは、最初は市販薬の「命の母」を飲んでなんとかしのいでいましたが、動悸やうつとなると、やはり症状は深刻で婦人科で通院を始め、ホルモン補充治療をおこなっています。
そんな更年期症状の話は出るものの、まだ自分には生理も定期的にあり、母も更年期の症状がひどくなかったこともあり、「ふふっ、もしかして更年期症状がないままいけちゃうかも?」と、余裕をかましていました。が、そう甘い話はありませんでした。
そんな更年期に苦しむ同級生を横目に見ながら、自分にはまったく症状もなく相変わらず余裕しゃくしゃくでしたが、「ん? 先月、生理来たっけ?」と、生理が来たり来なかったりになると、やって来ました~更年期!
動悸なし、うつなし、イライラなし、ですが、電車に乗っていたとき、突然「カ~~~~!!」っと顔がほてり、首周りにかけてとにかく暑い! 暑い! きっとこれは車内の暖房のせいかと自分を納得させたものの、その夜も布団に入ると突然「カ~~~~!!」。認めたくないけれどホットフラッシュのようです。
一度やってくると、ホットフラッシュは容赦しません。家事の途中に、電車の中で、運転中に、とにかく予想もつかないタイミングで「カ~~~~!!」なのです。特にやっかいなのが、就寝中。眠っているのに、突然ぶあ~っと胸から上が暑くなり目を覚ましてしまうこと。それがひどいときは2時間ごとにやってくるので熟睡できません(泣)。
ホットフラッシュ未経験者の方に言葉で表現するとしたら、沸騰したやかんのごとく、耳から熱い水蒸気が噴き出し、頭頂部からは火山が噴火している感じです。沸騰と噴火が起こると、冷めるまで眠れないので、真冬でも布団の横には扇風機。冷めると一気に寒くなるので、足元にはヒーター。それを一晩に何度もつけたり、消したり、またつけたりと、ぐっすり眠るどころではないのです。
私は汗かきではないので、じっとり汗ばむ程度ですが、汗かきの友人はパジャマが絞れるくらい汗をかき、何度も着替えるそうです。
つらいです、ホットフラッシュ。でも、良いこともあります。朝にシャワーを浴びる派なのですが、ホットフラッシュが来たタイミングで浴室に行けば、寒い浴室も実に心地良し。寒い日の自転車も、ホットフラッシュならダウンなしでも風が実に心地良し。
とはいっても、それは一瞬。やっぱりつらいです、更年期。そろそろ生活に支障を来し始めているので病院に行こうかなと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)
日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。
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