「もう時短はいいかな」50歳目前に起こった驚きの変化。時短から丁寧志向に目覚めるまで
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更年期症状で、私が一番悩んでいるのが睡眠。毎日、夜中と明け方の2度目覚めてしまうので、朝起きたときから頭がぼんやりして、1日だるくてやる気が出ません。睡眠時間の確保や睡眠の質を上げようと試行錯誤しても効果なし。ある日、整体院で勧められるままに吸い玉(カッピング)を施術してもらったところ、5年ぶりに朝までぐっすり眠れました。私の睡眠改善についての体験談を紹介します。
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私は現在48歳ですが、5年前から中途覚醒に悩んでいます。当時、医師に更年期による症状だと診断を受けて漢方薬を処方されましたが、結局改善には至りませんでした。
毎日夜中と明け方に2度目覚め、その後しばらく眠れず、万年睡眠不足です。朝から眠くてだるいけれど、気力だけで動くという状態が続いていました。そこで、就寝時間を早めれば、中途覚醒を含めても夜に合計7時間は眠れるのではないかと考えました。就寝時間を1時間ずつ早めて午後8時に眠ったこともありましたが、どんなに早く床に就いても2時間後には中途覚醒してしまいました。
次に眠りの質を上げようと、私が注目したのは枕です。3回枕を変えました。1回目は頭ほぐしの専門店で作られた枕です。予約3カ月待ちで入手しましたが、私の頭皮には痛くて慣れる前にギブアップしてしまいました。
2回目は枕専門店のセミオーダー枕です。店頭で簡単な採寸をして私に合った枕の高さを選んでくれましたが、使うと微妙に高いので次第に使わなくなりました。
3回目はネットで購入したホテルにあるような羽毛枕です。この枕は愛用していますが、結局枕を変えても中途覚醒は続きました。
肩凝りも腰痛もひどかったので、ネット検索で見つけた気功整体院に行ってみました。すると2回目の施術で中国人の先生が、「うちはハリウッドセレブにも人気の吸い玉もできるよ」と勧めてくれました。以前吸い玉を体験した方の丸くて紫色の内出血だらけの背中の写真を見たことで、吸い玉には得体の知れない恐怖がありました。
先生の説明によると、吸い玉はカッピングともいい、真空状態にしたガラスのカップを体に付けて、於血(おけつ)というドロドロの血液を吸着することで、血流を良くする施術とのことでした。「吸い玉した人は皆、朝までぐっすり深く眠れると言うよ」という先生の言葉で試してみることにしました。
直径4.5cmのガラスの真空のカップを首、肩、背中、腕、膝の裏などに付けていきました。皮膚が引っ張られますが、痛みはありません。全身に30個ほどのカップをつけられました。慣れると気持ちが良くて寝てしまう人もいるそうです。10分後にカップを外すとき、膝裏など皮膚の薄いところに痛みを感じました。先生に「あなたは内出血が濃いから、1週間じゃ消えない。10日はかかる」と言われました。施術後は心地良い疲労感を覚え、全身がポカポカと温かくなりました。
吸い玉をした当日の夜は、入浴後には眠くて仕方がなく、午後11時には床に就きました。そしてそのまま1度も目覚めることなく、朝5時までぐっすり眠ることができました。何年も中途覚醒に悩んでいたので、吸い玉ってすごいと感動。朝から目覚めが良いってなんて素晴らしいんだろうと思いました。翌日も、朝まで眠ることができました。
これって睡眠の質を改善できたということかしら?と思っていたら、3日目、夜中にトイレに起きました。それ以降は朝までぐっすり眠れることはなく、再び夜中と明け方に中途覚醒してしまうように。そこで整体院に行き、整体とセットで吸い玉をすると、その日も翌日も朝まで眠れました。
私の場合、吸い玉をすると、少なくとも2日間は朝まで眠れるという効果があるので、吸い玉は続けていこうと思い、先生にその旨を伝えました。先生は内出血の痕が残っていても、毎日でも吸い玉の施術をして大丈夫だと言うのですが、私は予算の関係と吸い玉の痕が消えたタイミングで、今は1カ月に1度か2度、吸い玉の施術を受けています。
吸い玉の効果が一時的になっている原因について、整体の先生から私の日々の生活にあると3つ指摘を受けました。1つ目は運動習慣がないこと。2つ目は体質によっては腸内環境を悪化させる小麦を使ったお菓子やパンを毎日食べていること。3つ目は1日1リットル以上の水分をとっていないこと。そして「更年期で睡眠が良くないのは仕方ない。でも、いくら吸い玉をしてもこの生活では血がドロドロ。まず水分飲んで」と言われました。
更年期だからこそ今までの悪い生活習慣を改めて、吸い玉の助けを借りながら睡眠の質を上げていきたいです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)
日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。
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