「生理は終わったと思っていたら」50歳で生理が再開、大量出血!産婦人科で伝えられたのは
私は「もう生理は終わった」と思い込んでいた時期がありました。しかし、思いがけない体の変化をきっかけに、長く向き合うことになった経験があります。その一つひ …
ウーマンカレンダー woman calendar
更年期は、閉経を境に前後5年、10年間を指します。急激な女性ホルモンの低下や不安定な女性ホルモンの分泌から来る更年期症状、その症状が日常生活に支障を来すようになった更年期障害についての体験談を紹介します。
今までアクティブ人間だったこの私が、50歳を過ぎたあたりからなんだか無気力に? 頑張りたいけど頑張れないなんてうそでしょう!? 更年期かもしれない症状に戸惑う私の体験談です。
★関連記事:閉経はいつ?初潮年齢や出産経験、ホルモン補充療法、不妊治療と閉経年齢は関係ある?【医師監修】
いつも忙しく動いていないと気が済まない回遊魚のような人、たまにいると思いますが、私がまさにそれ! 昨年ついに50歳になりましたが、元気いっぱいで童顔なこともあり「30代に見える」とお世辞を言われることもあります。
10年前に趣味が高じてネットで園芸店を開店、YouTuberとしての活動も始めて順風満帆にやっています。イベントなどで「タフなあなたが来ないと盛り上がらないよ」とおだてられれば、忙しくても予定を空けて飛んでいき、期待に応えたくなってしまう性分です。
また、休日で家にいるときでも、常に予定を立てて朝からフル回転です。掃除、洗濯、風呂掃除などの家事をはじめ、メダカのお世話、庭の草刈りやガーデニング、ウォーキング。そして、ライフワークとしている子どもの福祉のボランティア活動など、毎日予定がぎっしり。おなかが空くのでモリモリ食べて快食快便! 夜、布団に入れば即熟睡の充実した日々を送っていました。
そんな私でしたが、50歳を過ぎてからなんだか毎日、頭や体が重い。病気というほどではないのだけど、いわゆる不定愁訴というものでしょうか? 1日中ハッスルすると、しっかり寝ても翌朝疲れが抜けず、めまいがする日もあります。
ある日、良いお天気なのであれもこれもやろうと思いながら、朝、夫を見送ったあと、パジャマを脱いで着替えていました。だるさからソファの上でしばしスマホをチェック……。ハッと我に返ると市の16時のチャイムが鳴っていました。なんと上だけ着替えて、下はパジャマのズボンのまま、気付いたらもう夕方になっていたのでした。
遊びや仕事に誘われても、おっくうで断りがちに……。今まで予定をしっかりこなしていた私は一体どこへ行ってしまったのでしょう。イベントに出店したり、ガーデニングをしたり、ウォーキングをしたりと、やりたいことはたくさんあったはずなのに!
頑張りたいけど頑張れない。まるでダメ主婦になってしまった自分に焦りを感じました。そして、ひょっとして更年期障害の症状なのでは?! と思うようになりました。
更年期の症状は人それぞれだと聞きます。私ももう50歳、いつ更年期症状が表れてもおかしくありません。しかし、病気の症状がないのに婦人科へ行くのはハードルが高いもの。まずはサプリから始めてみることにしました。よく耳にする大豆イソフラボン。納豆などからも摂取できるそうですが、サプリで飲んだほうが手っ取り早いので、自分に合っているのではないかと思いました。
良いサプリがないかネットで検索していると「日本人は大豆イソフラボンを飲んでも効果がない人が半数ほどいる」という驚きの情報が! 大豆イソフラボンが体内でエクオールに変換されない体質だと、更年期障害改善の効果は期待できないというのです。検索を続けると、体内でエクオールを作れるか調べる尿検査キットが4,000円ほどとそんなに高くない値段で売っていたので、早速注文して試してみました。
その結果「あなたはエクオールをつくれていませんでした」の非情の文字が……。私の測定数値は0.4μM(マイクロモーラー)で、この検査では、1.0μM以上ないと大豆イソフラボンの効果が期待できないと書かれています。大豆イソフラボンサプリを購入しても、私の体質では無駄になってしまうことがわかったのでした(腸内細菌が増えれば体質が変わることもあるそうです)。
エクオールサプリを飲めば直接摂取できるので心配は無用なのですが……大豆イソフラボンよりエクオールサプリのほうが、値段が高いのが残念なところ。腸内細菌が活発になればエクオール変換できるようになることもあるそうなので、腸内の菌活も同時に進めてみようと思っています。
そして、年齢にあった予定を組むことも大事なのかな、と思うようになりました。若いころは行動範囲を広げることが良いことのように思っていましたが、自分の身の丈に合わせて行動範囲を狭めることも、時には必要かもしれません。まだ若い気でいるのでなかなか諦められませんが、少しずつ調整していこうと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)
日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。
マンガ/きびのあやとら
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
閉経を間近に迎える40代後半、50代前半の女性にとって気になるのは自分の体の変化ではないでしょうか。中でも気になるのが、腟・子宮・卵巣といった女性特有の機能。生理がなくなることで生...
続きを読む当時51歳の私は、既に半年間生理が来ていませんでした。日本人の平均閉経年齢は50.5歳で、生理が1年間止まると「閉経」というのだそうです。私はこれまで独身で、子どもを産んでいません...
続きを読む眉間のシワが気になり始めたアラフィフ主婦のへそさんのマンガを紹介します。 久々に受診した婦人科で血液検査でホルモン値を調べることになったへそさん。検査の結果が出て、医師から告げられ...
続きを読む新婚当時はどんなに疲れていてもお互いの肌に触れることが自然で、愛情を感じる瞬間が多くあったのに、時がたつにつれ、特に40代に差し掛かるころから夫婦生活に対する気持ちが変わってきて…...
続きを読む体調不良と不正出血に悩まされた私。婦人科を受診すると、まさかの診断をされました。漢方治療で1年かけてゆっくりと症状は改善し、新しい自分との向き合い方を見つけました。 ★関連記事:「...
続きを読む私は「もう生理は終わった」と思い込んでいた時期がありました。しかし、思いがけない体の変化をきっかけに、長く向き合うことになった経験があります。その一つひ …
理由もなく涙が出たり、ささいなことでイライラしたり……。そんな感情の起伏に悩まされているのなら、それは更年期うつのサインかもしれません。では、更年期の感 …
46歳を過ぎたころから経血量が減ってきました。面倒くささがなくなった一方で、寂しさもありました。自分なりに温活したり食事に気を付けたりしていましたが、4 …
更年期と思われる症状が現れ、日々の感情の起伏の波や疲労感に悩まされていました。状況を改善するためにおこなったことは、現状の自分を振り返り、悪習慣の改善と …
40代になり、肌のハリや髪の毛のパサつきが気になり、女性ホルモンが減ってきたのかなと思うようになりました。いくつになってもきれいでいたいけれど、エステに …
40代のころから、家事に育児、役員活動とフル回転で頑張ってきました。最近疲れが取れない、動悸がすると思っても、加齢のせいだろうと特に気にもせず軽く考えて …
47歳の私は更年期に片足を突っ込んだくらいと思っていました。加齢による記憶力の低下は感じても、更年期の症状と思われるものはまったくなく無縁だと思っていた …
私は37歳で2人目の子どもを出産し、体力の衰えや白髪が増えてきて年齢を感じ始めてはいたものの、まだ更年期や閉経とは無縁だと思っていました。ですが、40歳 …