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ケアできているようで実はできていなかった肘。誰も見ていないと油断していたところ、他人の肘を見て、肘の角質ケアの大切さを知りました。今回は、あることをきっかけに自分が肘の角質ケアに取り組んだ体験談を紹介します。
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ある夏の日。買い物に行った先でエスカレーターに乗っていた私の目の前に、20代後半のカップルが立っていました。2人とも小ぎれいな身なりで美男美女のカップル。お互いに顔を見合っていて、周りの目を気にせず2人の世界に浸っている様子を見て「お似合いだなあ」と微笑ましく思っていたところ、ふとカップルの女性の肘に目がいったのです。
女性の肘が黒ずみ、角質でボコボコになっていたのです。髪もツヤツヤでしっかりメイクもして、トレンドを取り入れた服装をしていた女性でしたが、失礼ながらあまりの肘の状態に衝撃を受けてしまいました。ここまで黒ずむの!? と鳥肌すら立ってしまうほど。
そしてそれと同時に、もしかして私の肘もやばいのかしら……と不安になり、自分の肘を見たところ、そこまで黒ずみなどは気にはなりませんでした。しかし、どこで誰に見られているかわからない! と、すぐに肘の角質ケアに取り組むことを決心しました。
肘の角質のボコボコは気にならないものの、やはり黒ずみは気になります。できてしまった肘の黒ずみ、今からでもきれいになるのだろうか……。休憩で立ち寄ったカフェで、私はすぐに「肘 角質 ケア」で検索! すると、肘のケアには角質ケア→保湿が大切なことがわかりました。肘の古い角質を取り除くことで、化粧水などの保湿アイテムの浸透力が高まり、肘の黒ずみもなくなるというのです。
肘の古い角質は無理やり取るのではなく、お風呂で角質を柔らかくしてからスクラブの入った洗浄剤などでやさしくマッサージしながら取り除く。無理にこすり取ってしまうと、逆に皮膚を傷つけたり乾燥しやすくなって肌のターンオーバーが乱れ、過剰なメラニンが残りやすくなってしまうとのこと。そしてそれによって、黒ずみがひどくなってしまうそうです。古い角質を取り除いた肘は、しっかりと保湿用の化粧水やクリームを塗り込んでケアをするのが必要なこともわかりました。
こうしてひとしきり情報を得ると、早速ドラッグストアで肘の角質ケア用のアイテムを購入して帰りました。
その日あったことを夫に話すと、夫も以前、エスカレーターで目の前に立っていた男性の肘がボコボコになっているのを見た経験があると話しました。そして、たしかに自分では肘は気にしないけれど、いつどこで誰が見ているかわからない、身なりはきっちりしていても、やはり肘のケアを怠っていると清潔に見えない……。そんなことを2人で話していると、夫も一緒に肘の角質ケアをやると言いだしたのです。
夫の肘をチェックすると、古い角質はあまりなかったものの、黒ずみが少し気になり、乾燥でかさついていたため、すぐに角質ケアの方法を夫に伝授。その日からお風呂で柔らかくなった肘をスクラブでマッサージし、入浴後には保湿用の化粧水を塗り込み、寝る前に保湿クリームを塗り込んでから寝るという日々がスタートしました。
肘のケアをスタートして3週間ほどたち、私の肘は黒ずみが落ち着きました。そして夫の肘を見ると、まるでアラフォー男性の肘とは思えないほど、黒ずみがすっかりなくなり、つやつやに生まれ変わっていたのです! 私以上に効果が出た夫の肘を見て、肘の角質ケアはやっぱり重要なんだねと2人でつくづく実感しました。
ふと目についた、他人の肘に衝撃を受けて始めた肘の角質ケア。夫も一緒にケアをするという意外な方向に行きましたが、夫婦2人で角質ケアに取り組んだところ、今ではすっかりやつやの自慢の肘になりました。いくらきれいに着飾ってメイクをしても、肘1つで一気に清潔さが欠けて見えてしまうことを実感し、肘の角質ケアの大切さを知った出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
監修/黒田あいみ先生(Zetith Beauty Clinic 医師/東京美容外科沖縄院院長)
美容外科、美容皮膚科、予防医学(栄養療法)、アンチエイジング専門医。Zetith Beauty Clinic 、東京美容外科沖縄院にて勤務。トライアスロン日本代表の経歴を持ち、⾃分がアスリートであることも⽣かしつつ、美と健康のスペシャリストとして「中からと外からの美と健康」を信念に、外から(美容医療)だけでなく、中から(分子栄養学、予防医学)の美と健康の権威として多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。著書に、「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介された「アスリート医師が教える最強のアンチエイジング」(文藝春秋社)がある。
イラスト/おみき
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