肩凝り、めまい、イライラ…40代からの不調、全身に現れる変化の正体は【医師解説】
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更年期とは閉経の前後5年を時期を指すそうですが、現在50歳の私はまさに更年期真っただ中と言えるでしょう。32歳のときに子宮筋腫摘出手術をしてからは生理痛もラクになり、生理は順調でした。きちんと4週間周期でやってくるので、予定も立てやすく、温泉旅行なども楽しめました。しかし、48歳ぐらいから、生理痛がまた重くなり始め、始まる日も遅くなったり早くなったりするように。更年期の私の生理について紹介します。
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生理周期は、初めは2~3日くらいのズレだったので、気にしていませんでしたが、だんだんと1週間ズレたり、3週間ズレたりと、生理がいつ来るのかがわからなくなってきました。ズレるのも早くなったり遅くなったりといろいろ。量についてもとても少ないまま3日くらいで終わったり、いつまでもダラダラと10日ぐらい続いたりすることもありました。
また、出血が多いときもあり、トイレに行きたくなったときに行くのでは間に合わないため、しょっちゅうトイレに行かなければならず、家から持ってきた生理用品が足りなくなり、仕事中にドラッグストアに生理用品を買いに行ったこともあります。
周囲の先輩たちに聞くと、「スパッと終わって、全然困らなかった」という人もいれば「3カ月来ないときもあったし、月に2回来るときもあった」という人もいて、人それぞれのようです。
32歳で子宮筋腫の手術をし、その後定期的に検査に行っていたので、35歳のときには子宮筋腫が再発していることは知っていました。しかし、引っ越しをして手術した病院が遠くなってしまったため、しばらく婦人科にかかっていませんでした。そろそろ更年期だし、何か筋腫以外に悪いところがあると嫌だなと思い、45歳のときに一度婦人科検診を受けました。
そのときは「卵巣もきれいだし閉経はまだ先じゃないかな。筋腫はたしかに再発しているし、子宮後屈でもあるので、生理痛は重くなるかもしれない」と医師に言われました。「そうか閉経はまだなのか、それはそれで面倒くさい」というのが私の感想です。もう子どもを産むわけじゃないのだから、正直言って「早く終わってほしい」と思いました。
だんだんと生理の間隔が読めなくなってきて、4週間ではなくて、6週間空いたり、3週間で来たりするようになったので、48歳のときにまた婦人科に行き、診察してもらったところ、右の卵巣が小さくなっていてエコーでほとんど確認できないとのこと。
また、子宮は筋腫なのか、腺筋症なのかもわからないくらいぼこぼこになっているとのことで、子宮壁がかなり分厚くなっていると言われました。子宮後屈もさらにひどくなっていました。
そのころは生理痛がひどいときは寝込むほどで、量が少なくあっという間に終わるようなときは何でもありませんでした。
50歳になった今は生理がまったく読めません。いつ来るかの前兆もわからず、毎日生理用品を持ち歩いています。ただ最近はコンビニでも生理用品が手に入るのでとても助かります。旅行のときも生理用ナプキンとタンポンを必ず持っていきます。生理用品は重くないのですが、かさばるので荷物が大きくなりがちなので、困ります。
また、最近は量が多いときは「出血している」のを自覚できるほどの出血で、夜用のナプキンを1時間ごとに変えないと漏れてしまうくらいです。
これがいつそうなるのかがわからないため、外出の予定も立てづらく、また、仕事中になってしまった場合は、仕事中に席を立てないときもあるので、非常に困ります。たまたま家にいるときにそうなってしまったことしかないのですが、下着どころかスカートも汚してしまい、1日で3回も着替えたこともあります。
座っていた椅子ももちろん汚してしまいました。家にいるときだったのでよかったですが、これが外出先だったらと思うと困ります。最近はいつ生理が始まるかわからないので、夜用ナプキンも持ち歩き、服も黒っぽい、もし汚れても目立たない色のボトムスしか着られません。
知り合いで、やはり同じような症状があった方がいて、その方は貧血を起こして倒れてしまったそうで、しばらく入院になり、しかも輸血されたそうです。
私は出血がひどいのは1日だけなので、今年の健康診断で貧血も引っかかりませんでしたが、もしかしたら今後ひどくなるかもしれないので、また婦人科にかかって相談をしてこようと思っています。
外出の予定を立てづらいのと、荷物が毎日多いのと、服を選ぶのが大変なのとが憂うつで、早く閉経してしまわないかと思っています。閉経してしまった方は、皆さん口をそろえて「終わってしまったらラクよ~!」とおっしゃいます。早くそうなりたいと願うばかりです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
イラスト/サトウユカ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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