「シャワーを浴びたかのような汗が」更年期女性を襲うホットフラッシュの3つの乗り切り術【体験談】
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更年期は、閉経を境に前後5年、10年間を指します。急激な女性ホルモンの低下や不安定な女性ホルモンの分泌から来る更年期症状、その症状が日常生活に支障を来すようになった更年期障害についての体験談を紹介します。
48歳で3時間の子宮筋腫全摘出手術を受けましたが、経過も良好で1カ月ほどですっかり元気になりました。しかし、その3年後、今度は突然、記憶喪失に! と言っても子宮筋腫の手術とはまったく関係なく、一過性の健忘症でした。
幸いにも私の場合は記憶は24時間くらいで完全に戻りました。今の医学では、健忘症の原因ははっきりわかっていないそうですが、心身への過度のストレスやショックなども原因のひとつではないかということ。自覚はなくても、心や体はストレスやショックを感じていることもあるそうですが、私が健忘症になった原因はまったくわかりません。
夫と会話中に突然発症しました。健忘症が発症している間は、自分が話したことも行動もまったく記憶がなく、異変を感じた夫が病院へ搬送。MRIの検査結果で「一過性の健忘症」と診断されたのです。まさか自分がそんなことに……家族も私も驚きました。医師からは「一過性の健忘症にも個人差があり、記憶を失くしている期間は24時間の人もいれば、数年に及ぶ人もいる」と聞きました。「24時間で戻って本当によかったぁ」と胸をなで下ろしました。特に、更年期の女性はホルモンバランスが崩れがち。私も知らず知らずのうちにストレスをため込んでいたのかもしれません。
私の場合は40代前半まで健康には自信があったのに、更年期のホルモンバランスの崩れ、体調の乱れから、大病も招きやすくなったように思えます。やはり更年期というのは、女性の一生のなかで大きな節目のとき。更年期の不調を甘く見てはいけないと身をもって知りました。そして、「自分を大切にする時期、自分を甘やかす時期なのだ」と考えるようになりました。家族にもそれを理解してもらって、この時期にストレスを抱え込むことがないようにサポートしてもらうことも必要だと思います。今の私は「更年期だから~」を連発して、無理をせず、できないことはできないと断り、自分を甘やかして過ごしています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)
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