
閉経前後から髪の悩みが増えると聞いたことがありました。そこで45歳ころから髪のケア方法を変えました。55歳の現在、白髪は少しありますが、まだ髪を染めていませんし、髪が薄くなったということもありません。私が薄毛と白髪対策におこなった方法を紹介します。
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白髪は抜かず、白髪染めもしたくない!

父も母も白髪がありました。母は30代の後半ごろから白髪が少しずつ出ていたと思います。白髪を気にして時々抜いていたのを覚えています。その後、40歳後半ごろから美容院で白髪染めをしていました。最初は2カ月に1度程度でしたが徐々に回数が増えていました。
私の髪は子ども時代は明るめの色でしたが、なぜかだんだん黒くなりました。髪が黒いと白髪が1本でも目立ってしまいます。だからといって白髪を抜いていると、髪が薄くなってしまうかもしれません。母も髪が少なくなることを気にしていたので、私は白髪が生えてきても抜いて薄毛になるのも白髪染めもしたくないと思っていました。
基本的に私は自然主義者なので、化学調味料を使いませんし、冷凍食品やでき合いの惣菜も購入したことがありません。そんな私が頭に染料を使うなんて考えられなかったのです。
カモミールティーで軽く脱色

私はヨーロッパに住んでいるのですが、ヨーロッパに住んでいると、さまざまな髪の色の人たちがいます。私の知り合いの女性はもともと髪の毛が真っ黒で、黒い髪が似合うとてもおしゃれな人。彼女は40歳の半ばで白髪を染め始め、50歳を間近に控えたころには2週間ごとに染めていました。反対に金髪に近い薄い髪の色の女性はほとんど染めていません。白髪があっても気にならないためです。
そこで私も髪の色を薄くしようと思いました。もちろんブリーチ剤などで脱色をしようなんて思ったわけではありません。実はそのころ中学生の娘がせっせとカモミールティーを髪にかけてツヤツヤの栗毛色になっていたので、それを実践してみました。
カモミールティーは主に胸がムカついたときによく飲んでいます。そのため出し殻が毎日出るので、その出し殻を少し沸騰させて抽出液を作ります。抽出液をトリートメントと同じように、洗い終わった髪全体になじませたあと、洗い流します。地色がとても黒いので娘ほど明らかに色が薄くなった感じではありませんでしたが、白髪がわずかに薄いカモミール色に染まりました。カモミールは脱色というよりも染色に近いようです。それで髪のツヤができて白髪も目立ちにくくなりました。