「もう時短はいいかな」50歳目前に起こった驚きの変化。時短から丁寧志向に目覚めるまで
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1年ほど前、頭痛が続くので婦人科を受診し、更年期や月経前症候群(PMS)による頭痛との診断を受けていました。それが1カ月くらい前から生理前以外にも激しい頭痛が続くように。市販の痛み止めを1日の服用量の上限いっぱいまで飲むような日が続いたので、再度婦人科を受診しました。
医師から「生理前以外にも激しい頭痛が続くようでしたら、頭痛外来や脳神経外科を受診してください」と言われ、脳神経外科を受診すると……。
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ネットで頭痛を検索すると、頭痛には一次性頭痛と二次性頭痛があり、二次性頭痛は危険な(致命的な)頭痛で、見逃されると死につながるくも膜下出血や脳出血が原因の頭痛が含まれることを知りました。
私は、知り合いにくも膜下出血や脳梗塞で倒れた人がいるので非常に怖くなりました。リハビリを重ね社会復帰した人が言うことには、「後遺症も少なく社会復帰できたのは倒れた後に迅速に見てもらえたからだ」と言っていたのを思い出しました。
そこで小学校1年生の子どもに「お母さんが倒れたらすぐに救急車呼んでくれる?」と尋ねたところ、不安そうに「えーできないよぅ」との回答でした。ひとり親で子どもと2人暮らしなので、倒れる前に自分で何とかしなくてはと思い、すぐに脳神経外科受診を決心しました。
脳神経外科も大学病院などは紹介状がなくては受け付けてくれないだろうと思い、どうしたものかと思いながら検索していると、30年の脳神経外科診療経験を持つ医師が近所に開院した病院を見つけました。ホームページを見ると、「1回の受診で診察、検査、診断、治療がおこなえます」と書いてあったので即決。幸い初診の予約も5日後に取れました。
予約していた時間に病院へ行くと、ほぼ時間通りに呼ばれ、医師にこれまでの経緯を説明しました。いくつかの質問はありましたが、まずは脳のMRIと首から来る頭痛の可能性もあるとのことで、首のエックス線検査(レントゲン検査)をすることになりました。こちらも待つことなくすぐにおこなわれ、こんなにスムーズに検査ができるのかと驚きました。
MRIとエックス線検査が終わって10分くらい待ったところでまた呼ばれ、鮮明な画像を見ながら医師の説明を受けました。首はややストレートネックになっているものの、神経に触ることなく、頭痛の原因にはなっていないとのこと。また、脳梗塞や認知症につながるような脳の萎縮はまったくなく、脳の血管にもくも膜下出血の原因となるような塊もまったくなく、二次性頭痛ではないので当分心配はないということを説明されました。
二次性頭痛ではないことがわかって終わりかと思ったところ、「片頭痛でしょうから頭痛を予防薬で治療する方法があり、試してみますか」と提案がありました。まずは医師の提案のように治療に取り組むことにしました。
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