「老けたね」と娘に言われた45歳。だるくて動けない私が宅食と華道体験で抜け出した負のスパイラル
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誰もが迎える「更年期」。私も更年期を迎える年になり、さまざまな変化を経験してきました。特につらかったのは、51歳からの2年間です。この時期は心身ともにとてもつらい時期でした。そう、まさに「更年期障害」真っ只中に入ったのです。今日は、そんな私の更年期に体験したことをお話ししていきたいと思います。

私が変化を感じたのは、51歳で閉経を迎えたころです。症状としては、「やる気が全く出ない・疲れる・夜中に何度も目が覚め寝られない・理由もなく落ち込む」。このような症状は、普段通りに生活していても起きる症状ですが、何か原因があり、問題が解決すればなくなるはずです。
私が「おかしい?」と思ったのは、これらの症状が悩みや問題もないのに毎日続くことです。朝、起きたときが一番ひどく、どん底状態。仕事に行くのもつらく、人に会うのもつらい。仕事中はそれらの症状を隠し、無理して明るく振る舞います。しかし家に戻り、ソファーに座ったら最後。ソファーから起き上がれないほどの倦怠感。ぐっすり寝ることもできず朝を迎え、また気分はどん底からのスタートです。
今はこの症状が更年期障害とわかりますが、このころは「うつ」になったのかな……と思うだけで何もできず、ただただつらい毎日を過ごしていました。どこかで私には更年期障害は起きないと思っていたので、まさかこれが更年期障害とは考えも及ばず。今思えば、45歳ころから疲れがひどく変化は始まっていたのだと思います。
そんなある日、半年に1度受けているオーソモレキュラーの血液検査で、医師から女性ホルモン値も調べるようにすすめられました。検査結果は、女性ホルモンの数値が0。この結果を受け、婦人科を受診するようすすめられました。

更年期外来があるクリニックを受診すると、つらいならホルモン補充療法が良いだろうとすすめられました。処方されたホルモン剤を服用し始めましたが、症状は改善されません。再びクリニックを受診すると、「ホルモン剤は数種類あるため、自分にあったものを見つける必要がある」と言われ、ほかのホルモン剤を処方されました。これが私にはとてもよく効き、つらかった症状がうそのように消えたのです。
それからは以前のように元気になり楽しく過ごしていたのですが、そんな楽しい日々は2カ月で終わりを迎えます。私は子宮筋腫があるのですが、定期的に通っていた婦人科で、筋腫が大きくなってしまうからホルモン補充療法をすぐにやめるように言われてしまったのです……。そのため、ホルモン補充療法をやめてからは症状は治療前に戻り、またつらい日々が続きました。

ホルモン補充療法を中止してからは、更年期障害に良いと言われることをいろいろ試してみました。漢方薬も更年期障害の治療に良いと言われていますが、私には合いませんでした。理由もないのに落ち込み、今まで楽しかったことにも興味が持てず、淡々と過ごす毎日。そんな中、私を支えていた言葉は「いつかは終わる。終わったらなんだったんだろう?というくらいのものよ」という、更年期障害を乗り越えてきた先輩方のお言葉。そして、生き生き人生を送っている姿でした。
私は仕事の量を減らし、自分に無理をさせることをやめました。更年期とは、今まで慌ただしく過ごしてきた人生・生活を整理する時期なのかなと最近になって感じています。まだ完全に更年期障害の症状がなくなったわけではありませんが、3カ月ほど前から明らかにつらかった症状がなくなり心身ともにラクになってきました。こんなに違うの!?あの落ち込み、疲れ、やる気のなさはなんだったんだろう?という感じです。
今、更年期障害に苦しんでいる方もいると思います。つらい症状もやる気のなさも自分のせいではなく、女性ホルモンが原因かもしれません。つらい時期は無理をせず、ゆっくり過ごすだけでいいと思います。私を助けてくれたのは、「いつかは終わる」という言葉と運動。そして、「エクエル」のサプリでした。私はもっと早くクリニックを受診し、更年期に備えれば良かったと今は反省しています。ひとりで悩まず、クリニックを受診し、先生に相談しながら自分に合った方法を見つけてみてください。今がどんなにつらくても、必ず終わりが来ますから!
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院 綱島女性クリニック院長)
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