「もう時短はいいかな」50歳目前に起こった驚きの変化。時短から丁寧志向に目覚めるまで
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更年期は、閉経を境に前後5年、10年間を指します。急激な女性ホルモンの低下や不安定な女性ホルモンの分泌から来る更年期症状、その症状が日常生活に支障を来すようになった更年期障害についての体験談を紹介します。
ある日の夜中のこと。寝ているときにふと目が覚めて、隣で眠る子どもの布団をかけ直そうと起き上がると、急に心臓がドキドキバクバク……。その後も夜中に度々起こる心臓のドキドキに「これって心臓病なんじゃ…」と不安になるも、原因は更年期でした。病院で検査した上で、その原因がわかるまでの私の体験談をお伝えします。
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私は45歳です。夜は畳に布団を敷いて、子どもと一緒に寝ています。ある日の夜中にふと目が覚めて、子どもの布団をかけ直すために体を起こしました。
すると目の前がスーッと真っ暗になって、心臓がドキドキバクバク……! 初めての体験に「何これ!? 怖い! 」と私は恐怖を覚えました。
「心臓病だったら大変! 」そう思い、私は翌日に循環器内科へ行くことを決めたのです。
病院を受診し、昨夜私に起こった出来事を聞いた先生に「それは立ちくらみだね。そのときに心臓がドキドキするのは当然のことだよ」と言われました。
それでひとまず安心したものの、まだどこか不安だった私は先生の提案で24時間ホルター心電図をつけることになりました。
この24時間ホルター心電図というのは、心拍を記録する小型の機械。長時間の着用になるので、日常生活をしている中で心拍に異常がないかを確認できるものでした。病院で胸に24時間ホルター心電図をつけて、丸1日心臓の動きをチェックしました。
しかし、結果はまったく異常なし。むしろ良い心臓だと褒められました。
心臓に異常がないとわかってしばらくは、夜中の異変が起こることはありませんでした。しかし、しばらくするとまたあのドキドキがやってきたのです! それが起こるのは決まっていつも入眠前後。日中にそのようなことが起こることはありません。
このとき、喉の詰まる感じや皮膚がピリピリしびれる感覚なども表れ出し、持病で通っていた内科医の先生に相談したところ「更年期による自律神経の乱れ」だと診断されました。
そう、あのドキドキの正体は動悸だったのです。原因がわかってホッとしています。
私が持つ更年期のイメージは、ホットフラッシュやイライラ、落ち込みなどだったので、まさかあのドキドキが動悸だとは思いもしませんでした。内科医の先生からは「人によって調子が悪い時間帯というのがあって、あなたは寝入りばなに自律神経が不調になりやすいのね」と言われました。更年期に入ったばかりですが、これから気をラクに過ごしていきたいです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
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