40代で髪型迷子に!美容師に相談したら想像以上に変身「手入れがラク!大人世代の服装に合う!」
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白髪、薄毛や抜け毛など、加齢とともに生じる髪のトラブルは、私にとって肌以上に見た目を左右する煩わしいもの。市販のヘアケア用品をいろいろ試しても、一時的な取り繕いだけで根本的な改善にはつながらないことばかりでした。髪は一生付き合っていくものだからこそ、長く続けられるケアが大切と考え、たどり着いたのがお湯だけで洗う「湯シャン」の実践。あえてシャンプーを使わないことで、抜け毛を改善できた体験を紹介します。
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40代はオフィス什器の海外営業を担当し、寝る間も惜しんでバリバリ働いていたころ。見た目のヘアスタイルにとらわれ、髪染めやパーマなどを繰り返して髪をかなり痛めつけていた時期がありました。
そんなある日、営業の訪問先でふと4面に分かれている防犯カメラの画面をのぞいたら、後頭部に500円玉大の脱毛部(円形脱毛症)がある自分を発見し、あぜん。アラフィフの友人に相談したら、育毛剤が効くとアドバイスを受け、市販の育毛剤を使って朝晩の頭皮マッサージを欠かさず実践しましたが、効果はそれほど期待できませんでした。
そんなときに美容関連の友人から、シャンプーを使用しないお湯だけで洗髪する「湯シャン」が頭皮に良いとすすめられ、元手ゼロ円なのでダメ元で試してみることにしました。実際、シャンプーのすすぎ残しや、シャンプーでの洗い過ぎで抜け毛の原因になっている可能性があるらしいです。ただし、湯シャンだけでは抵抗があったため、シャンプーは1日置きに使用する程度で湯シャンを実行しました。
薄毛、円形脱毛症に効果があると実験的に始めた湯シャンでしたが、最初は頭皮のべた付きと臭いが少し気になりました。また、湯シャンの翌朝は頭頂部がぺしゃんこになり、かえって500円玉大の脱毛部は目立ってしまい、ヘアアレンジでごまかす工夫が必要でした。
それでもシャンプーの使用を2日に1度の割合にして湯シャンを続けていたら、まず改善されたのが意外にも頭皮のかゆみとフケでした。もともと皮膚が弱い体質なため、ヘアケア剤選びは自然派が中心でしたが、洗い過ぎにより頭皮が乾燥してかゆみを引き起こしていたようです。
湯シャン以外にも、頭皮の血行を良くするために朝晩のブラッシングを習慣化しました。どれも超簡単なヘアケア法でしたが、頭皮の健康を優先したおかげで、徐々に抜け毛が減っていった気がしています。さらに1年くらい続けてみると、行きつけの美容師さんから「髪が増えてツヤが出たね」とのうれしいコメントをいただきました。
でも、どうしても改善できなかったのが白髪で、年とともに増えるのが大きな悩みでした。
抜け毛などの髪のトラブルは徐々に改善されましたが、白髪は相変わらず悩みの種。月1回程度の白髪染めで頭皮にダメージを与え続けていました。
そんなとき、ネットで見た「炭酸シャンプーが白髪に効果あり」とのキャッチーな見出しと、実際の使用者の口コミにひかれ、半信半疑で半年前から試してみることに。結果、ただのシャンプー剤で白髪がなくなることは皆無でしたが、白髪染めの周期が1.5倍くらいに伸びたのは大きな収穫でした。
使用効果として、もっちもちの泡と炭酸のパチパチ感が頭皮の毛穴の奥まできれいにしてくれる感じがあり、ドライヤー後に髪のコシとハリが出てふわっとして、シャンプー剤1つで断然違うのを実感しています。さらに、コシとハリが出たおかげで、気になっていた頭頂部の脱毛部が目立たなくなってきました。
炭酸シャンプーは、今までドラックストアで購入していたシャンプーに比べ2倍近い2,500円と割高感は否めませんが、髪が扱いやすくなったおかげでスタイリング剤不要でコストセーブにもつながり、髪の健康を考えると良い選択をしたとリアルに感じています。
1日置きの湯シャンを続けて5年がたち、特別なヘアケアは何もしていませんが、加齢だからと諦めていた髪のパサつきやツヤがかなり改善されました。今はスタイリング剤要らずのツヤサラのボブをキープでき、自分でも髪年齢が上がったと自負しています。年を重ねるごとに直面する白髪、薄毛、抜け毛などのトラブルは、避けては通れない厄介事ですが、なるべく頭皮に負担のかからないヘアケア方法を選択したいのが本音です。
3年、5年、そして10年後のきれいのために、今からできる予防策を1つずつ重ね、きちんとした食生活や十分な睡眠など、日々の丁寧な暮らしを心掛けることが最も大切だと心しています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
イラスト/サトウユカ
監修/黒田あいみ先生(Zetith Beauty Clinic 医師/東京美容外科沖縄院院長)
美容外科、美容皮膚科、予防医学(栄養療法)、アンチエイジング専門医。Zetith Beauty Clinic 、東京美容外科沖縄院にて勤務。トライアスロン日本代表の経歴を持ち、⾃分がアスリートであることも⽣かしつつ、美と健康のスペシャリストとして「中からと外からの美と健康」を信念に、外から(美容医療)だけでなく、中から(分子栄養学、予防医学)の美と健康の権威として多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。著書に、「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介された「アスリート医師が教える最強のアンチエイジング」(文藝春秋社)がある。
イラスト/サトウユカ
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