「あれ?微熱が続いている…」なぜ?微熱と更年期に潜む意外な原因とは【医師解説】
鼻水やせきなど風邪症状はないのに体温を測ると微熱がある……。これは40代・50代の更年期世代に見られる症状です。微熱だけなので受診するほどでもないと様子 …
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45歳を過ぎてからやたらと出まくる「おなら」。若いころはめったに出なかったのに、なぜこんなにガスがたまるようになってしまったの? あるとき健康診断の検便で「要精密検査」の判定が! まさか、おならは良からぬことの前触れなのでしょうか。アラフィフ女子がおなかの不快感に悩まされる体験談です。
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ここ数年の私の朝は「おなら」で目覚めます。夜、寝ている間にパンパンにたまったガスが、腸内で耐えきれずに「バフッ! 」と暴発。それが私の目覚まし代わりです。夫は早起きなので、隣にいないことを確認すると、ホッと胸をなでおろす毎日。
その後も、朝食を食べて「ブブッ」、ウォーキングの最中でも「バフッ」、ソファに寝そべりながら漫画を読んでいるときも「ボフッ」、ちょっと腰の位置をずらそうと動いた瞬間に、意に反して「ボン! 」とやらかすこともあります。
そして夫婦生活のときにも……。下腹部が押されて、もうたまりません。夫に気付かれているのか確認したことはないのですが、何の音なのかわかっていないかもしれません(苦笑)。
なぜこんなに空気圧強めのおならマシーン「人間空砲」になってしまったのでしょう。前日にさつまいもを食べたなど、食事のせいではありません。若いころはめったにおならなどせず、するにしても音を鳴らず「スーッ」と涼しい顔でしていたはずなのですが……。
50歳のとき、毎年の健康診断のオプションに「検便」があったので、軽い気持ちで受けてみようと、電話予約のときに「検便検査」を追加してもらいました。後日郵便で、必要書類と一緒に検便の容器が2本送られてきて、2日間に分けて便を採取しました。健康診断の当日に提出し、検便のことはすっかり忘れていたのですが……。潜血ありでまさかの「要精密検査」の判定に!
今まで大きな病気をしたことがない私は、再検査も初めてのこと。当日は車の運転ができないのは何となくわかりますが、同意書を書かされたり、成人した大人でも「保護者同伴で来てください」と注意書きがされていたりと、仰々しい内容に驚くやら怖いやら。
夫に会社を休んでもらうほどのことではないので、母に一緒に来てもらいました。市立病院の内科医はイケメン男性で、この人におしりの穴に医療器具を入れられるのかと思うと、恥ずかしさを通り越して不思議な気分だったのを覚えています。
内視鏡を入れるのがうまくいかなかったのか、痛いのなんの!「 痛い痛い! 」「我慢して! 」とやりとりしているうちに、私も気持ちが吹っ切れて何でも話せる気がして、例のおならの件も聞いてみました。
医師は「では見てみますね」と解説しながら検査をしてくれました。腸壁が少し赤く炎症があるけれど、特に腫瘍も見られず何も問題ないとのこと。医師は最後に「あっ! 」 と小さく叫び「ここに痔があります」と。この私が痔とは……。医師のはにかんだ顔が忘れられません。
その後の診察でも、特に問題は見られなかったと医師は語り、おならが頻発するのも、年齢による腸の機能の低下ではないかとのことでした。女性には多いのだそうです。この検査で少しだけ組織を取り検査しましたが、がんの兆候はなく、検便の潜血は痔によるものだったようです。
帰宅後、ネットで、年齢による腸の機能の低下とおならの関係を調べてみると、すぐに「更年期」の文字が見つかりました。女性ホルモンの低下から自律神経が乱れ、腸内環境が崩れやすいのだそうです。「50歳前後でやたらとおならが出る人がたくさんいる」と書かれていて、自分だけではないのだとホッとしました。
アラフィフになり、やたらとおならを暴発する体質になってしまった私が、たまたま健診の検便検査で「潜血陽性・再検査」の判定となり、大腸カメラの精密検査を受けに行きました。医師と大腸カメラを見ながら直接おならの件を聞けたのは、良い機会になったと思います。小さな痔こそあれ、大病ではなく安心しました。
しかし、ここでも私に付きまとう「更年期障害」の影が……。おならの頻発は更年期のせいだったのでしょうか。ネットで調べると、同じようなおなら症状の更年期の方がたくさんいると知りました。更年期とは、もはやお友だちとして付き合っていくしかなさそうです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
イラスト/サトウユカ
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