40代、いつの間にかぽっこりおなかに!原因と対策を考えてみた結果【体験談】
46歳の主婦兼ライターです。35歳を過ぎて食事制限をしても体重が減らなくなったと思っていたら、40歳を過ぎて体重がどんどん増加。食事量はむしろ減ったにも …
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かつて自慢だったすっきり平らなおなか。2回の出産を経て40代に突入したある日、鏡を見たら、そこには衝撃の姿があったのです。まるで妊婦のようなぽっこり下腹の出たおなか……。ダイエット? エステ? と悩んでいたところ、娘の同級生のママで現役のバレエの先生の言葉を思い出しました。「体形を保つには姿勢が肝心よ!」。 姿勢を矯正することから始めてみようと取り組んだ体験談です。
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下腹に力を入れ、へこませれば良いのだと思った私は、即実践してみました。台所に立つときも、洗濯物を干すときも、買い物に行くときも、あらゆる立ったり、歩いたりする場面で試してみたのです。しかし、そんな生活を3日もしてみると、激しい頭痛が……。
40代も半ばを過ぎ、いわゆる更年期といわれる年齢に差し掛かると、ちょっとした気候や体調の変化でも頭痛が起きるようになったので、いつものそれかとしばらくは我慢していました。ところが、いつまでもたっても治る気配がなく、もしかしてこの頭痛はおなかに力を入れてへこませる生活のせいかもと気付いたのです。
そう、おなかに力を入れるたびに呼吸が止まり、全体的に呼吸が浅くなっていました。脳が酸欠状態になっていたのだと思います。それでは、頭が痛くなるのも無理はありません。改めて、正しい姿勢についてネットで検索し、さらに特集されている雑誌や関連する本でも調べてみました。
調べる前は、姿勢の悪い人はみんな猫背だと思っていました。肩を内にすぼめて、首をすっと前に突き出すような体勢で、みぞおちがぐっと落ち込み、その反動で下腹が出て、ぽっこりおなかになってしまいます。
ところが、もう1つ悪い姿勢があったのです。反り腰です。私はまさにその反り腰タイプでした。自分では良い姿勢をとっているつもりでしたが、非常に腰に負担がかかり、おなかを前に突き出すような体勢になってしまいます。これもまたぽっこりおなかの原因のようでした。
では、私がたどり着いた正しい姿勢ですが、ポイントは背中や腰ではなく、骨盤にあるそうなのです。まず骨盤を真っすぐ立てることを意識してみます。すると、下腹に力を入れなくても真っすぐ平らになるのです。呼吸も浅くなりません。それに加えて、背中から腰にかけては猫背でも反り腰でもなくニュートラルにするだけです。
家事をするときも、歩くときも、座っているときは上半身だけでもこの骨盤を立てることを意識した姿勢を試してみました。
2カ月もすると、ぽっこりおなかが平らになっているではありませんか! 驚きの変化です。
ただ最初は、意識改革が必要でした。ふと気を抜くと、料理や食器洗いのときにキッチンにおなかをつけてしまうので、必ず離すように意識しました。すると、いつの間にかおなかがついてしまうだけで罪悪感が出るように。椅子に座って食事をするときも浅めに腰をかけ、骨盤を立て、腰も背もたれにつけません。これらの行動を続けていくうちにだんだんと習慣になっていきました。
なぜ、姿勢が悪いとぽっこりおなかになるかですが、猫背や反り腰だと、骨盤が傾き、本来、中に収まっているはずの内臓が前に飛び出てしまうからだそうなのです。骨盤が真っすぐ立った状態だと、内臓が正しい位置に戻るので、ぽっこり前に突き出ることがなく、きちんと骨盤内に収まるようになります。そのため、おなかもすっきり平らになるようです。
反り腰により負担をかけていた腰も、骨盤を立てることで無駄な力が入らなくなり、私は腰痛からも解放されました。
40代に入ってからのぽっこりおなかをすっきり平らにするには、厳しい食事制限によるダイエットや、高いお金のかかるエステ通いをする必要があると思っていました。しかし、そんな必要はありませんでした。大切なのは、普段から姿勢に気を付けること。そして、骨盤です。骨盤を真っすぐ立てることを意識することで、内臓が正しい位置に戻り、平らなおなかになりました。腰への負担も軽くなり、まさに一石二鳥です。
ただ、短期間で一気に変身はできません。コツコツ続けることで、日に日に変化していく姿を見ることができました。40代になり衰える一方だと思っていた私に、勇気と自信もまた取り戻してくれました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
監修/黒田あいみ先生(Zetith Beauty Clinic 医師/東京美容外科沖縄院院長)
美容外科、美容皮膚科、予防医学(栄養療法)、アンチエイジング専門医。Zetith Beauty Clinic 、東京美容外科沖縄院にて勤務。トライアスロン日本代表の経歴を持ち、⾃分がアスリートであることも⽣かしつつ、美と健康のスペシャリストとして「中からと外からの美と健康」を信念に、外から(美容医療)だけでなく、中から(分子栄養学、予防医学)の美と健康の権威として多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。著書に、「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介された「アスリート医師が教える最強のアンチエイジング」(文藝春秋社)がある。
イラスト/村澤綾香
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