
40代になってから体重が10kg増。マラソンをやっても太る、ヨガをやっても太る。夕食を抜いても、朝食を食べれば体重は元に戻っている。燃費の良すぎる自分は自動車で例えるならハイブリットカー。そう考えれば、むしろ小太りも悪くないんじゃないかしら……と無理やり現状を肯定しようとしていたある日、西原理恵子さんの『りえさん手帖 ホントにやせた編』(毎日新聞出版/1,000円税別)を手にしました。読んでみると、なんとダイエット迷子だった西原さんが禁酒で減量に成功していたのです。私の原因も酒!? ハイブリッドカー、禁酒やってみる!
缶チューハイ3本のカロリーはビッグマック級
それまでの酒量は1日に缶チューハイを3本程度。「アルコールは揮発性だからカロリー、ゼロ」なんてサンドウィッチマンの伊達さんみたいなことを考えていたのですが、缶の表示を見ると、われらが「ストロングゼロ ダブルレモン」は100mlで54kcal。つまり350ml缶を3本飲むと、567kcalを摂取している計算になります。カロリーだけなら、ビッグマック1個分(525kcal)よりも高い。私は夕食に加えてビッグマックを食べていたことになる!? そりゃ太っても仕方ないのかも。
いつもの晩酌より遅い時間からノンアル飲料をスタート

さらに禁酒をすれば、確実に肝臓は健康になるし、酒代も節約できるしで良いことばかり。わーい、やってみよう……と思ってすぐできるほどお酒をやめるのは簡単ではありませんでした。結局、仕事から帰ってくると無意識のうちにプシュッと缶を開けて飲んでいるんです。
そこで、まずはノンアルコール飲料を購入。ちなみに「オールフリー」はカロリーゼロ。そのほかのノンアル系もカロリーは10kcal未満でした。もう、これだけで痩せたような気もしなくもない……。
お酒に近い味わいですが、ノンアル系もある程度飲むと、満足できなくなってついアルコールに手が伸びてしまいます。そこで、飲み始める時間を後ろ倒しにすることに。だいたい3本程度飲んだころに就寝時間が来るようにして、お酒を飲みたい気持ちになったときはとっとと寝る。もしも眠くならないようなら、せっかく飲んでいないことだし、夜の散歩orマラソンに出ます。で、帰ってきたら、とっとと寝る。“我慢”を短くすることを作戦にしました。
そして、週1禁酒の結果はどうだったかというと……。