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44年の人生の中で一番太っていて、体重が重いです。増え続ける体重はなぜだろうと悩みましたが、コロナ禍で家にいる時間が増えた上、更年期間近でホルモンバランスが崩れたからかもしれないと思っていました。しかし、原因はまさかのことで……。体重増加の解決策とその後の体重がどうなったかをお話しします。
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私はパニック障害で心療内科に通い始めて3年がたちますが、だんだん太ってきたことが気になるようになりました。この間にコロナ禍となり、家にいることが多くなったこともあり、まず2年間で体重が5㎏増えました。さらにそこから半年で2~3㎏増加。44歳という年齢もあり、そろそろ更年期でホルモンバランスが崩れてきているから太ったのかと思っていました。ただ、更年期というだけでこんなに太り続けるのかと疑問でもあり悩んでいました。
そして月に一度の心療内科の通院日に、医師から言われたことで体重増加の原因がわかりました。「何か変わったことや、気になることはありますか?」と医師に聞かれ、「体重の増加が止まらないのが心配です」と伝えました。すると、医師は「今処方している薬は太りにくいとなっているが、実際は副作用で体重が増加する患者さんが多いです」とのこと。
私はまさか処方されている薬で太るなんて……と、とても驚きました。太り始めた時期がコロナ禍と重なっていましたが、原因はそれだけではなかったということがわかりました。
体重増加の原因となった薬を体調に合わせて増減しながら内服を続けて1年以上たちます。体調を良くするためには薬は変えたくないけれど、このまま内服を続けて体重が増えるのは嫌だなと思っていたところ、医師が「薬は変えないほうが良い。ただ、太るのが気になるなら減らしていくこともできますよ」と教えてくれました。
私は、更年期の症状が気になるため婦人科にも通っており、そちらでは漢方薬の「加味逍遙散(かみしょうようさん)」を処方されています。これは、汗がよく出る、なかなか汗が引かないという更年期症状の悩みに対しての漢方薬です。心療内科の医師によると、この漢方薬にはイライラを抑える効果もあるそうなので、心療内科の薬を2錠から1.5錠に減らしてもその分を加味逍遙散で補えるし、併用できるとのことでした。
漢方薬は体に合うと効果が高いと婦人科の医師に聞いていましたが、加味逍遙散はまさにそうでした。私の場合、内服してから2週間ほどで汗が出る頻度もイライラすることも減ったように感じています。心療内科の薬については、内服量を減らしてもイライラしたり体調が崩れたりすることはありませんでした。
今後は、加味逍遙散だけにできるか聞いてみようと思います。体重増加を抑えつつも、イライラを抑えるという治療目的にちょうど良いと聞いて安心しました。
そして悩みの体重増加は、ストップしました。増えてはいませんが減ってもいませんので、人生で最高に重い体重をキープしている状態です。体重が増え続けていくことが一番心配でしたので、ひとまずストップしたのでよかったです。
医師には、「人によりますが、薬による体重増加はある程度でストップしますよ」と言われたので、これで完全に体重増加が止まったのか、今後も様子見を続けていきます。同時に、1日の食事や運動などを気にかけて、体重が増えないように自分自身でも努力しようと決めました。これ以上、体重が増加すると悲しいことに洋服をたくさん買い替えないといけませんので、家計や生活に支障が出るレベルになるからです。
44歳にして増え続ける体重、気が付けば人生で一番太っており、体重は最高値を更新し続けていました。更年期症状なのかと思いつつ、体重増加に悩んでいました。しかし、心療内科で処方された薬が太る原因だと医師に説明され、減薬し体重増加をストップさせることに成功。このまま、内服量と体重増加とのバランスを見ながら体調管理をしていくことにして、ひとまず人生最大の体重増加事件は解決となりました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
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