「毎日食べすぎていた」夫が2週間で5kg減!炭水化物抜きダイエットで気付いた食習慣の盲点
物心ついたころから、食べることが大好きだった私。子どものころは少しぽっちゃりしていましたが、運動部に入っていたのでカロリーの消費も多かったです。そのため …
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初めてのダイエットは25歳のとき。極端な食事制限をおこない10kg痩せたものの、ひどい便秘により断念した途端、リバウンドしてしまいました。その後も朝バナナ、昼食抜き、1食置き換えダイエットなどを決行しましたが、どれも1kg痩せた程度で飽きて、またリバウンドするの繰り返し。気が付けば、雪だるまのような体形に。そんな私が46歳にしてダイエットを決意しました!結果は驚きの3カ月で10kg減。その方法とは?
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46歳でダイエットを決意したのは、見た目が気になってというより、このままでは健康を害してしまうのではという思いに駆られてのことでした。実は3年前にメタボ予備軍の保健指導を受けた過去があり、そのときに保健師さんが推奨していた運動と食事制限の併用でおこなうことを決めたのです。
食事量を減らせば痩せるに決まっています。でもそれは、脂肪だけではなく筋肉も落としてしまいます。すると一気に代謝が下がり、体を壊したり、リバウンドしたりするリスクも高まるそうです。
そこで、今よりも筋肉をつけて代謝を上げるために、平日朝のウォーキングを30分、その後、ネット上でダイエットに効果的だといわれている筋トレやピラティスか、オンラインで受講している骨盤底筋体操を30分、夕方にストレッチを5分おこないました。
食事制限は緩やかに、間食なしで決まった時間に3食食べ、夜8時以降は何も口にしないようにします。また、お菓子とカップラーメンなどの加工品、夜ご飯だけ炭水化物をやめて、朝はライ麦パンか玄米パンを1枚程度、昼も茶碗7割程度の玄米といった感じで控えめにしました。制限というより、「整える」イメージです。たんぱく質が足りているか毎食気を付け、野菜、海藻、きのこ類もたっぷりとるよう心掛けました。
46歳、161cm82kgという雪だるまのような体形だった私にとって、30分程度とはいえ、ウォーキングも運動も最初は大変でした。息子が登校するのを見送るついでにウォーキングに出かけ、体が温まり気分が乗った状態ですぐに運動に取り掛かることで継続することができたのです。
また、食事も整える程度とはいえ、大好きなお菓子を我慢するのは少し忍耐が必要でした。お菓子売り場には近付かないようにし、子どもや夫用のお菓子が自分の視界に入らないように箱にしまい、家族が食べている姿も見ないようにしました。
この生活を始めて1週間で3kg痩せることができたのです! が、ここで喜ぶのは早かったようで……。ダイエット関連の本やネットに書かれていますが、私のような肥満体形の人は、代謝が悪いため、老廃物として体内に余計な水分が排出されずにたまったままになっているそうです。単に体内に滞っていた3㎏分の水分が抜けただけだったのです。本当のダイエットはここからが始まり。
焦らず地道に継続し、2週間でトータル4.4kg、1カ月で6.8kg。そして、2カ月で8.4kg、3カ月で10.6kgの減量に成功しました。体脂肪率も38%前後だったものが34%台にまで落ちたのです。 代謝が落ち、ホルモンバランスが崩れ、もう痩せにくいといわれている中年世代でも、正攻法の運動と食事制限を併用すれば、ゆっくりですが着実に痩せていくということがわかりました。
体の構造上、女性は筋肉量が少ないので、いくら運動しても消費できるカロリーはわずかだと聞いたことがあります。実際に私も、食事を変えずにホットヨガの教室に通ったり、ダイエット本を買ってパワーヨガやダンス、ストレッチなどおこなってみたりしたことがありましたが、体重が減ることはありませんでした。
今回のダイエットも、体重が落ち出した起爆剤は食事制限だったのではと考えています。ただ、お菓子や加工食品、夜の糖質をやめた代わりに、食事内容を見直し、たんぱく質と食物繊維をとるようにしたので、量はさほど変わっていません。おなかが空いてつらいという思いはしませんでした。あれほど好きだった甘いものも2週間我慢してみると、自分には必要ないことがわかりました。これは大収穫でした。
ウエストとヒップのサイズも計測していたのですが、それぞれ16cmと9cm減っていました。おなかは真っ平になり、おしりも上向きになったのです。体重の減り方以上に見た目が激変しました。これは明らかに食事制限だけでは得られなかった運動効果です。そして、運動の継続により筋力と体力がついたので、疲れにくい体になり、あとひと踏ん張りができるようになりました。
今回の経験から、ダイエットはまず食事を見直すことが大切だと痛感しました。年齢的にも極端な食事制限は厳禁で、量を変えずに質だけを変えたことが成功の鍵だったようです。
今となっては、運動も併用してよかったなと思っています。重力によって下がっていく一方の体を上向きに戻してすっきりさせることができ、見た目も変わりました。そして何より、この年代で疲れにくい体を手に入れることができたのですから。気分が上がり、さまざまなことにチャレンジしたいという気持ちが戻ってきました。9カ月たった今もダイエットは継続中で、体重は16kg、体脂肪率は9%減りました。目標の標準体重57kgに向けて突き進みます。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/黒田あいみ先生(Zetith Beauty Clinic 医師/東京美容外科沖縄院院長)
美容外科、美容皮膚科、予防医学(栄養療法)、アンチエイジング専門医。Zetith Beauty Clinic 、東京美容外科沖縄院にて勤務。トライアスロン日本代表の経歴を持ち、⾃分がアスリートであることも⽣かしつつ、美と健康のスペシャリストとして「中からと外からの美と健康」を信念に、外から(美容医療)だけでなく、中から(分子栄養学、予防医学)の美と健康の権威として多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。著書に、「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介された「アスリート医師が教える最強のアンチエイジング」(文藝春秋社)がある。
イラスト/村澤綾香
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