「何このボツボツ…」片方の胸に広がる赤い湿疹。40代最後に私を襲ったまさかの病名とは【体験談】
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2019年の夏の日、最高血圧が160、最低血圧が95という驚異的な数値をたたき出した私。病院を受診して降圧剤による治療を受けたほうが良いのだろうと思いつつも、降圧剤は一度服用すると一生飲み続けなければならないと聞いたことが……。40代の今から長期にわたって薬を飲み続けることには抵抗感がありました。そこで以前、高血圧に関する取材で聞いた降圧作用のある食品を食生活に取り入れてみることに。
婦人科系疾患の治療のため、45歳まで低用量ピルを飲んでいた私。月に1度の診察時には必ず血圧測定があり、長年、最高血圧は115~120、最低血圧は75~80程度と正常値内でした。ただ、低用量ピルをやめてからは定期的に血圧を測る機会がなくなり、年に1度の自治体の健康診断も忙しさにかまけ、ここ3年ほどはスルー。つまり丸々3年、血圧計とは無縁の生活をしていたということです。
久々に血圧を測ったのは、2019年の夏でした。父が入院した病院の受付に血圧計が置かれていたので、軽い気持ちで血圧を測ってみました。すると、最高血圧が160、最低血圧が95という数値が現れたのです。何かの間違いではないかと思い、すぐに測り直してみたものの結果は同じ。紛れもない高血圧の数値を目の当たりにして、真夏なのに背中が冷えました。
当時の私が自分にした言い訳は「疲労」。父は実家からも私の住まいからも遠い病院に入院したため、新幹線を使いホテルに宿泊しながらの看病でした。ライターとしての仕事も忙しく、さらに猛暑によって体力を奪われ、座って目を閉じると即寝落ちするくらい疲労が蓄積していたのです。でも、振り返ってみると、血圧が異様に高かったために、あれほど疲れていたのかもしれません。
仕事柄、医療従事者の方からお話を聞く機会が多いこともあり、高血圧が体にさまざまな負担をかけ、将来的に深刻な病気を招く可能性があることくらいは聞いたことがありました。すぐにでも病院を受診して、適切な治療を受けたほうが良いということも。
でも、病院へ行く→血圧を測る→高血圧→降圧剤を飲む、という流れになることが予想され、忙しさを理由に先延ばしにしていました。それに加えて「ちょっと前までは血圧、普通だったんだもん!」という根拠のない自信が正しい判断を邪魔していたようにも思います。
父が無事に退院し、夏の暑さが和らぎ始めた10月初旬に家庭用血圧計を購入しました。血圧を測るのは、病院で衝撃の数値をたたき出したとき以来です。「だいぶ疲れも取れたし、数値が下がっているかも」と期待を込めて測定しましたが、最高血圧は150、最低血圧は92という結果に。前回の数値からは下がったものの、依然として高血圧の域であることは変わりませんでした。
「病院へ行って、高血圧の治療を受けたほうがいいのかな……」と気弱になっていたとき、以前、取材させていただいた内科の医師が「高血圧の患者さんには、毎日、酢をとるように指導しています」と話していたことを思い出しました。
次に、酢をとり続けて血圧がどう変わったのかをお伝えします。
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