「生理は終わったと思っていたら」50歳で生理が再開、大量出血!産婦人科で伝えられたのは
目次 1. 夫婦生活の後、突然の出血 2. 不安と向き合った検査と手術 3. 長引く出血と日常への影響 4. まとめ 長引く出血と日常への影響 しかし、 …
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更年期は、閉経を境に前後5年、10年間を指します。急激な女性ホルモンの低下や不安定な女性ホルモンの分泌から来る更年期症状、その症状が日常生活に支障を来すようになった更年期障害についての体験談を紹介します。
それから数年、ホットフラッシュはほぼ1時間ごとに1回の頻繁さ、夜中でも2時間ごとに1回は体の熱さで目が覚めるという、地味にストレスフルな状態で、さらに動悸や息苦しさもひどくなって、日常生活にも支障を来すようになっていました。そんな私に内科の女医さんは、「もう婦人科に行ったほうが良いかも」と婦人科を紹介してくれました。
紹介された婦人科の先生は、70代に差しかかろうかというおじいちゃん先生で、あまり話を聞いてくれるタイプではありませんでしたが、女性ホルモンの値を検査し、更年期障害であることを確認してくれました。
私のようなホットフラッシュ・動悸・息苦しさは女性ホルモンの低下による自律神経の乱れだそうで、ホルモン補充療法(HRT)によって女性ホルモンを補うことで症状が緩和されると先生は話してくれました。
ホルモン剤と聞いて私は「HRTは乳がんのリスクがある」というネットの情報や、同じように更年期障害に悩まされていた私の姉が「ホルモン剤は怖い」と薬を使うことを嫌って更年期を気力で乗り切ったこと、また私の友人の1人が「ホルモン剤を使用して副作用がつらかった」と話していたことを思い出しました。
私は薬にはあまり抵抗感はありませんでしたが、前述したような周りの人の言葉の影響で、乳がんのリスクや副作用の不安が少しはあったのでネットで調べてみたところ、「これまではHRTで乳がんのリスクが懸念されてきたが、そのリスクは生活習慣や肥満、アルコールの摂取と変わらない」といった専門家の見解を記したサイトも数々あり、最終的には「HRTは5年以上の長期間でなければそんなに怖がらなくても大丈夫」という婦人科の先生の言葉を信じて、ホルモン補充療法を始める決意をしました。
そしてホルモン剤の服用を始めてからは、毎月の生理を順調にコントロールできるようになり、つらい症状も半減しました。ホルモン剤の服用に伴う不正出血や胸が張るなどの副作用は幸い私にはなく、それから5年間ほどホルモン剤を服用して、ホットフラッシュが和らいできたところで服用をやめました。
ホルモン剤をやめて3年ほどたった現在では、年齢から来ているであろう多少の不調を感じながらも、無理せず楽しく暮らすように心がけ、十分な睡眠と適度な運動といった生活の基本を大切にして、これまでこき使ってきた自分の体をいたわりながら更年期の終盤を過ごしています。
同じ更年期の友だちや先輩方に聞くと、まったく更年期症状を感じずに過ぎたという人、更年期症状を感じるけど病院に行くほどではない人、私の母や姉のようにつらくても治療せずに乗り切る人、私のように薬でつらい症状を緩和して不調と付き合っていく人、本当にさまざまです。
更年期の不調がある人にとっては厄介な時期ではあるけれど、その中で出会えた人たちや、その経験の一つひとつが私を成長させてくれたように感じますし、私にとっては「自分にやさしくできるようになるためのステップ」でもあった気がします。更年期が過ぎると老年期がやってきます。その中でまた新しい出会いや新しい経験を重ねていって、さらにステップアップしていく自分が楽しみです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
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