更年期の50代、やめられないおやつ&スマホを味方に!新習慣の作り方【体験談】
更年期に入り、仕事や家庭の忙しさに加え、ホルモンバランスの変化で体調の波に悩まされることが増えました。疲れやすく、イライラも増加。リラックス法として「呼 …
ウーマンカレンダー woman calendar
更年期は、閉経を境に前後5年、10年間を指します。急激な女性ホルモンの低下や不安定な女性ホルモンの分泌から来る更年期症状、その症状が日常生活に支障を来すようになった更年期障害についての体験談を紹介します。
更年期に入る前は、冷房が苦手でアイスさえ食べきれないほど冷え症だった私。それが40代後半に入り、暑くて眠れない、冷房温度を下げる毎日が来るなんて……。更年期に入り、体に起こった変化について紹介いたします。
★関連記事:更年期の代表的な症状って? のぼせ、ほてり、発汗があるときの治療と受診の目安【更年期の基礎知識4】
私は冷え性がひどく、クーラーの効いたあるオフィスではひざ掛けに毛布を使ってぐるぐる巻きにし、足にはレッグウォーマー、上半身は厚手のカーディガンを着ていました。さらに、夏に職場で上司がアイスを買ってきてくれることになった際は、「アイスは食べきれません……」と断り、プリンを買ってきてもらうほど寒いのが苦手でした。
夏場は寝ているときも、冷房は30度設定にして、しかも寝室に冷房を入れると寒くて、居間だけ入れていました。パジャマも半ズボンなどはもってのほか、常に長いズボンをはいて過ごしていました。それでも足がつってしまったり、胃腸が冷えてしまうなどもあり、冬場はなんと室内で私だけ分厚い靴下を履いていても足がしもやけになるほど寒がりだったのです。
あんなに冷え症で、レッグウォーマーだけで何組持っているんだとツッコミを入れられるほど寒がりだった私が、45歳を越え、2人目の妊活に取り組むうちに自分の体の変化に気付いてきました。
まず寝るときに暑いのです。夏は長ズボンがはけなくなりました。下手すると夏でも冬用のルームウエアをはいていたのにすごい変化です。さらに室温が28度だと、暑くて眠れない。ベッドから降りて床に寝るくらい、冷たいところを探して眠る猫みたいな状態です。そこで気付いたんです。これが更年期のほてりじゃないかと。
ベッドの配置を変えて、子どもや夫に冷房の直風が当たらないようにしつつ、自分に当たるようにするとある程度眠れるようになりました。その他のほてりに関することでは、汗が止まらない、暑がりになるなどの症状も出始めました。
更年期に入る前までは、PMSでずっと苦労していました。生理1週間前から食欲は増して、徐々にイライラが増し、生理数日前になると人が変わったと言われるほど怒りっぽくなったのです。さらに便意もひどかったのですが、腹痛もあり、生理が来ると急におなかが緩く下痢になる繰り返しでした。
そんな私でしたが、更年期の現在はイライラはするものの、更年期に入る前のイライラをレベル10とすると、今はレベル2~5くらいになった感じで、期間が3日から1週間以上に伸びている印象。食欲増進はなくなり、腹痛もひどい便秘も下痢もあまり感じなくなりました。
更年期のイライラについては漢方薬がよく効くといわれており、抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)という漢方薬を飲み始めたら、うそのようにイライラがなくなってきました。
私は薬剤師なので、ほてりなどに効果があるような漢方薬も知ってはいるのですが、暑がりな子どもたちもいることから、まあいいかと今のところは飲まないで暮らしています。あんなに寒がりで冷え症の自分がこんなに暑がりになる日が来るなんて、これが更年期の症状の1つなんだなと日々実感する毎日です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
「更年期症状」と検索すると、必ずといっていいほど出てくる自律神経というキーワード。そもそも自律神経とはどういうものなのでしょうか? 自律神経が乱れるとどうなるのか、更年期症状との違...
続きを読む40代、50代に増える薄毛や抜け毛の悩み。鏡に映ったつむじを見て「もしかしてハゲてきている?」と心配になることも。人には相談しにくい更年期世代女性の抜け毛と薄毛について、産婦人科医...
続きを読む漢方薬局というと、私にはずっと子宝相談のイメージがあって、入るのに抵抗がありました。しかし、40代となって風邪が治りにくくなったことから、ついに漢方薬局を訪問。漢方の効果に驚きまし...
続きを読む心臓病は閉経後の女性の身に起こる病気の1つ。その中でも話題なのが「微小血管狭心症」という患者の7割が女性だとされている狭心症です。医学界でも注目されている「微小血管狭心症」について...
続きを読む閉経を間近に迎える40代後半、50代前半の女性にとって気になるのは自分の体の変化ではないでしょうか。中でも気になるのが、腟・子宮・卵巣といった女性特有の機能。生理がなくなることで生...
続きを読む更年期に入り、仕事や家庭の忙しさに加え、ホルモンバランスの変化で体調の波に悩まされることが増えました。疲れやすく、イライラも増加。リラックス法として「呼 …
閉経後に出血があると、「もしかして閉経じゃなかった?」と思ってしまうかもしれません。けれど、不正出血はさまざまな病気の初期症状であることも。そこで、閉経 …
更年期になると、いろいろな病気が心配になりますが、特にがんは気になる病気ではないでしょうか。中でも女性なら、婦人科系がんは気になる病気の1つ。今回は、婦 …
今まで冬は手足が冷たくて眠るまでに時間がかかる日も少なくありませんでした。しかし、寒い日であっても夜中に寝具内がとても熱くなり、寝汗で目が覚めてしまう機 …
日本人女性の閉経の平均年齢は50.5歳ですが、自分は平均より遅いのか早いのか、気になったことはありませんか。そんな、閉経年齢が気になる人からはさまざまな …
生理のたびに起こる生理痛。もともとそんなにひどいわけではありませんでしたが、40代になって悪化してしまいました。寝込むほどつらくなった生理痛が、病院の処 …
更年期は体がいろいろと変化する時期。尿は健康のバロメーターの1つですが、更年期になってから今までとちょっと違う、と感じたことはありませんか。今回はその中 …
30歳ごろ、生理不順やホットフラッシュといった若年性更年期障害を経験。そして40代で再び生理周期が体調によって変化し、2カ月以上ないことも。そんな状態が …