「22時に寝たら女性ホルモンは増える?」更年期世代の睡眠とゴールデンタイムの真実【医師解説】
“睡眠のゴールデンタイム”という言葉を聞いたこと、ありますか? 一般的に22~2時といわれ、この時間帯に寝るといろいろなホルモンが出て体に良いとされてい …
ウーマンカレンダー woman calendar
私が初潮のころからずっとお世話になっている「生理用ナプキン(以下ナプキン)」。昔と違って、今は消臭機能が付いたり、オーガニックなものが出てきたりと、いろいろなタイプが手軽に手に入るようになりました。それどころか、布ナプキンや吸水ショーツなど、紙製の生理ナプキン以外の選択肢まで出てきた今日このごろ。実際に私がいろいろな生理用品を試してみて、最終的に何を選んだのか、その体験をお伝えしたいと思います。
★関連記事:紙ナプキンでかぶれる…不快だった生理が布ナプキンで快適に!予想外に良いことも!【体験談】
子どものころから経血量が多く、苦労してきた私。高校でタンポンデビューしてからは、長い間ナプキンとタンポンの併用で乗り越えてきました。しかし最近、ネットやメディアなどを通して月経カップなどの新しい選択肢があることを知り、私も脱ナプキンを考えるようになりました。
私が脱ナプキンを考えた理由は、大きく3つです。
1つ目は、ナプキン使用に伴うマイナス面の解消。具体的には蒸れてかゆくなる、トイレで交換するときの音が気になる、においが気になる、かさばる、買い物が大変などです。また、私は血を見るのが大の苦手なので、毎回トイレで大量出血を見るのが本当につらいのです 。そのため、交換回数を減らして血を見る回数を減らしたいと思いました。
2つ目は、生理ナプキンには吸水ポリマーが使われていると知ったから。吸水ポリマーは経血吸収に役立つそうなのですが、一般的な冷却シートにも使われているのだとか。冷え性で苦労している私は、生理中は常に股に冷却シートを貼っている状態!? と驚がくし、可能であれば避けたいと思いました。
そして3つ目は、サスティナブルへの配慮。ナプキンは再利用不可能で、毎回大量のごみが出ますが、布ナプキン、月経カップ、吸水ショーツはどれも再生可能。洗って使えばお財布にも地球にもやさしい。まさに、時代に合った製品だと思いました。
私が「脱ナプキン」のために選んだ「布ナプキン」「月経カップ」「吸水ショーツ」の3つを実際に使ってみて感じたメリットとデメリットを紹介します。
【布ナプキン】
メリットは肌触りの良さ。柄や大きさといった選択肢の多さです。
デメリットは、外出先で取り換えて持ち帰るのに気をつかうこと。時間がたつほど汚れが落ちにくくなること。つけ置きの際、水が真っ赤に染まって気持ちが悪いこと 。生理中濡れているのがわかる上、蒸れやかゆみが起きること。ナプキンに比べると吸収力も劣り 、私の大量出血は防ぎ切れませんでした。
【月経カップ】
メリットは、ナプキンの不快感を解消してくれたことです。蒸れやかゆみ、におい、交換時の音などはすべて解消してくれました。
デメリットは、出し入れの大変さ。出すときに液体の血液を見なければならない上、勢い良く飛び出て辺りに血が飛び散ったことも……。外出先でも交換時に洗わなければならないのがひと苦労でした。また、入れるときに少し痛みを伴います。慣れればスムーズに入れられるようになるのでしょうが、私は失敗が多く、入れ直さなければならないこともありました。
【吸水ショーツ】
メリットは、吸収力。普通のショーツと同じ見た目で、2日目でも漏れなしでした。蒸れやかゆみも起こらず、臭いも気になりません。また、私は黒色を購入したこともあり、血を見なくて済むのはうれしかったです。
デメリットは、洗うときに水が真っ赤に染まって気持ちが悪いこと。もちろん、つけ置きしても真っ赤になります。
今回、ナプキンとは違う3種類の生理用品を使ってみましたが、使う物によって生理期間の過ごし方を変える必要があるのだなと思いました。初めての物を使うときは「漏れないだろうか」という不安が多く、何度もトイレに行って確認したりして、落ち着いて生活ができませんでした。
また、ちょっとした事件もありました。フタ付きのバケツに布ナプキン入れて脱衣所の隅に置いてつけ置きしておいたのですが、子どもがバケツを倒してしまい、真っ赤な水が脱衣所中にあふれました。床に置いてあった白いマットが赤く染まり、子どもは大パニック。つけ置きするにあたり、子どもがいる場合は対策が必要だと痛感しました。
そのようなこともあり、ナプキン以外の3つの生理用品にはメリットもありましたが、私にとってはナプキンがベストという結論に。なので、生理用品としては、ナプキンとタンポンの併用をこれからも続けることにしました。
1つだけ大きな変化が。日々の下着を吸水ショーツに変えました。吸水ショーツはいつ始まるかわからない生理を待ち構えるにはうってつけのアイテムですし、ちょっとの尿漏れにも対応してくれます。ただし、アンモニア臭に対する消臭効果はないと思われるので、あくまでも水分を抑えるという目的で私は使っています。
おかげで40代になってからは生理周期が乱れ、いつ生理になるのかとドキドキして予定日が近くなると万が一に備えてナプキンを当てている日々でしたが、そのような悩みからも脱しました。肌触りも良く、普通のショーツとまったく同じ外見なので、普段使いにぴったり。
また、今までは生理時にサニタリーショーツを使っていましたが、今は吸水ショーツを使っています。万が一のときにガードしてくれるかと思うと、非常に心強い相棒となりました。多少漏れた経血を吸っていても少量なので、水が真っ赤に染まることもありません。
今回私は3種類の新しい生理用品を試してみました。実際に使ってみると、その良さと悪さが体験できます。今回、生理用品としてはどれも選びませんでしたが、吸水ショーツと出合ったことで、普段の生活が快適になりました。40代になってから特に悩んでいた、ちょっとした尿漏れや生理周期の乱れに対し、気持ち良く対応できるようになったのは、とてもうれしい変化です。
また、私には小さい娘がいるので、大きくなって初潮を迎えたときには、「こんな選択肢があるよ」と実際に体験させてあげようと思いました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
イラスト/おんたま
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
更年期になると、いろいろな病気が心配になりますが、特にがんは気になる病気ではないでしょうか。中でも女性なら、婦人科系がんは気になる病気の1つ。今回は、婦人科系がんの中でも死亡率が高...
続きを読む閉経後に出血があると、「もしかして閉経じゃなかった?」と思ってしまうかもしれません。けれど、不正出血はさまざまな病気の初期症状であることも。そこで、閉経後に不正出血があるとき考えら...
続きを読む閉経を間近に迎える40代後半、50代前半の女性にとって気になるのは自分の体の変化ではないでしょうか。中でも気になるのが、腟・子宮・卵巣といった女性特有の機能。生理がなくなることで生...
続きを読む「更年期症状」と検索すると、必ずといっていいほど出てくる自律神経というキーワード。そもそも自律神経とはどういうものなのでしょうか? 自律神経が乱れるとどうなるのか、更年期症状との違...
続きを読む心臓病は閉経後の女性の身に起こる病気の1つ。その中でも話題なのが「微小血管狭心症」という患者の7割が女性だとされている狭心症です。医学界でも注目されている「微小血管狭心症」について...
続きを読む“睡眠のゴールデンタイム”という言葉を聞いたこと、ありますか? 一般的に22~2時といわれ、この時間帯に寝るといろいろなホルモンが出て体に良いとされてい …
更年期に入り、仕事や家庭の忙しさに加え、ホルモンバランスの変化で体調の波に悩まされることが増えました。疲れやすく、イライラも増加。リラックス法として「呼 …
閉経後に出血があると、「もしかして閉経じゃなかった?」と思ってしまうかもしれません。けれど、不正出血はさまざまな病気の初期症状であることも。そこで、閉経 …
更年期になると、いろいろな病気が心配になりますが、特にがんは気になる病気ではないでしょうか。中でも女性なら、婦人科系がんは気になる病気の1つ。今回は、婦 …
今まで冬は手足が冷たくて眠るまでに時間がかかる日も少なくありませんでした。しかし、寒い日であっても夜中に寝具内がとても熱くなり、寝汗で目が覚めてしまう機 …
日本人女性の閉経の平均年齢は50.5歳ですが、自分は平均より遅いのか早いのか、気になったことはありませんか。そんな、閉経年齢が気になる人からはさまざまな …
生理のたびに起こる生理痛。もともとそんなにひどいわけではありませんでしたが、40代になって悪化してしまいました。寝込むほどつらくなった生理痛が、病院の処 …
更年期は体がいろいろと変化する時期。尿は健康のバロメーターの1つですが、更年期になってから今までとちょっと違う、と感じたことはありませんか。今回はその中 …