
冬になると、毎朝のようにふくらはぎがつり、その痛みで悶絶して起きていた私。痛みが遠のいた後も、1日中ふくらはぎに違和感を持ちながら生活しなければなりませんでした。冬は寒いし、足がつるのも仕方ないと半ば諦めていたのですが、最近ふと、今年の冬はまったく足がつっていないことに気付いたのです。
足がつる原因を調べてみたら、冷えだけが原因ではなく、ダイエットが功を奏したのだとわかりました。
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足がつる原因を調べてみた

40代前半までは、めったに就寝時に足がつることがなかったのですが、40代も半ばを過ぎ、寒い冬になると毎日のように夜中や寝起きにふくらはぎがつるようになっていたのです。
そこで、足がつることについて、本やネットで調べてみたところ、急に体を動かしたときに起こりやすい症状だということがわかりました。そして、運動中はもちろんのこと、長時間の立ち仕事や激しい運動をした後に筋肉疲労が蓄積されたことで起こる場合もあるそうなのです。
筋肉疲労以外にも、寝ているときや朝方にも起こるそうです。その原因は冷えをはじめ、ミネラル成分といった栄養不足や水分不足、あるいは熱中症、急激な寒暖差、さらには加齢や運動不足などで筋肉量が減ったり、血行不良になったりすることも一因になるとのこと。
40代半ばになり、体重が激増し、まったく運動をしなくなってしまったので、冬場、毎日のように就寝中に足がつっていたのも当たり前でした。足がつる原因を調べていくうちに、その対処法は、偶然にも私が1年間おこなってきた食事改善と運動によるダイエットと重なるものばかりだったことに気付いたのです。
食事改善と水分補給が役立った

足がつらないためには、ナトリウムやカリウム、リンといったミネラル成分をとったほうが良いそうです。神経から筋肉に動くことを伝達するために必要な成分だからとのこと。ミネラル成分が豊富な食材としては、大豆製品や乳製品、海藻類、乾物類、ナッツ類、発酵食品などがあります。
どれもこれも、ダイエットのために努めてとるようにしていた食材ばかりでした。体重を落とすためには腸内環境を整えることが大切だと、ダイエットの食事講座で習っていた私は、積極的に食物繊維やミネラルが豊富な大豆製品や乾物、海藻類、発酵食品をとるようにしていました。腸内環境を整えれば、小腸で栄養が吸収され、カスは便となって排出されます。結果的に、足がつることの予防になっていたようです。
ダイエットのために水分補給にも気を配り、毎日1リットルを目標に飲んでいました。体内の余分な水分である老廃物を体の外に出し、むくみを防止するためです。体が水分不足に陥ると命の危機を感じて、水分をため込むのでむくんでしまうそうなのです。汗をかいて水分不足になりやすい就寝前にもコップ1杯の水を飲んでいました。この習慣もまた、足がつることの予防になっていました。