「あれ?私、ハゲている…?」焦った40代の私が、分け目対策に試したことは【体験談】
あるとき、写真に写った自分に驚きました。おでこ上部の分け目の辺りだけ髪が薄くなり、地肌が白く見えていたからです。「えっ! 分け目が薄毛? ハゲている?」 …
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近年、猛暑や酷暑といった言葉をよく耳にするようになりました。自分が子どものころに比べ、夏の暑さが厳しく感じるのは、おそらく年齢のせいだけではないはず。外の照り付ける太陽や異常な温度もつらいですが、かといって冷房の効いた屋内もまた冷え性にはつらく、自分にとっての快適な環境探しに四苦八苦。そんな中、悩んでいることの1つが真夏の洗髪事情です。いまだゴールの見えない闘いに苦労しています。
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頑固な細毛の直毛で、ボリュームが出しにくく、前髪の白髪が目立つ私。日々髪の悩みと奮闘してはいるのですが、気温が暑くなるにつれてさらに悩みが増えます。それが、洗髪問題です。
私は元々敏感肌。それは顔や体だけでなく、頭皮も該当します。かつて市販の染髪剤を使ったら頭皮がただれ、毛穴からの出血と抜け毛で病院に駆け込んだことも。パーマを諦めるようになった理由の1つにも、パーマ液の刺激がつらかったからというのもあります。そんな感じなので、シャンプー類も低刺激な物を選んで使っています。
ところが、30代半ばに差し掛かったころから、夏になると毎朝頭がかゆくなるように。汚れが落ちていないのかとより丁寧に洗うようにしたのですが、かゆみはどんどん増す始末。シラミでもわいてしまったのかと思って皮膚科に行ったら、下された診断は「乾燥」。
頭皮も顔と同様、洗い過ぎれば乾燥につながるだということ。年齢とともに肌の保水力が落ちると言いますが、顔だけでなく全身の皮膚に当てはまる話で、それは頭皮も同じなのだと教えてもらいました。頭皮には洗い過ぎも良くないということで、洗髪の回数を減らし、頭皮にも保湿するようにと勧められ、そこから私の洗髪迷走の夏が始まりました……。
夏は汗をかくので毎日髪を洗いたい。けれど、毎日髪を洗うことで、頭皮から必要な油分や水分も奪ってしまい、乾燥を促進してさらにかゆくなる。乾燥対策に、試しに顔に使っている化粧水を頭にも塗ってみたけれど、水分だけを補っても乾燥はあまり治まらず、塗ったそのときはかゆみが治まっても、少したつとまたかゆみが戻ってきてしまう。かといって、保湿剤まで塗ってしまうと、何だかベタベタして気持ちが悪いし、ただでさえ寂しい髪のボリュームがより一層ベタッと減少してしまう……。
そんな感じで試行錯誤しながら夏を越え、秋ごろから汗をかいていない日に髪を洗わないようにしたところ、洗わなかった次の日はかゆみがほとんどなくて快適でした。そこから、洗髪を2・3日に1回のペースにすると、洗った当日もかゆみが出なくて快適になったので、整髪料を使うのを控えてその洗髪ペースを守るように。
しかし汗をかく機会が減る秋冬はそれでも乗り越えられますが、夏に汗をかかずにいることはなかなか難しく……と、なかなかこれぞ!という対策が見つからず、今に至ります。
汗をかく機会が少ない季節は、毎日髪を洗わないようにしたことで、かゆみが出ずに快適でしたが、夏となるとそうはいきません。洗わないと汚れが気になるのと同時に、臭いが気になります。元々私はあまり体臭のきついほうではなかったのですが、40代に入ったころから時折加齢臭が気になるようになってきたのです。なので、頭を洗わないことで、汗臭いだけでなく加齢臭も加わっているのではないかと気が気ではありません。
もっといい洗髪剤がないかと思いいろいろ探している中で、「湯シャン」というものを知りました。それはお湯だけで洗うというものだそうで、いろいろ体験談も探すと出てきました。いきなり湯シャンだけにする勇気はなかったので、試しに、あまり汗をかいていない日に湯シャンをしてみることに。まず洗髪をする前に丁寧にブラッシングをして余計な汚れを落とす。そして、ぬるめのお湯で流しながら、指の腹でもみ込むようにして頭皮の汚れを落とす。これが基本の湯シャンのやり方だそう。
実際やってみると、洗髪量を使ったときよりはかゆみも少なく、洗ったという満足感もあって、洗わずにいるより抵抗感はありませんでした。臭いもそれほど気にならない気がします。しっかり汗をかいた日以外は湯シャンで過ごすようにしましたが、どうしてもかゆみは出てしまうものの、少しマシになった気がしました。
2023年の夏も非常に暑く、洗髪のタイミングはとても悩みました。結局今年の夏はうまい対処法が見つからず、かゆみと闘う夏になってしまいました。それでも、どうしても汗をかく機会が多い季節、お湯で洗う湯シャンという選択肢が増えたことで、以前に比べるとかゆみの少ない夏を過ごせたように思います。ネットで調べてみると、湯シャンには白髪や薄毛対策になるという話も出てきます。その一方で、臭くなったとか髪がバサバサになったといったデメリットの話も。自分の状態と相談しながら、良い方法を模索していきたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/黒田あいみ先生(Zetith Beauty Clinic 医師/東京美容外科沖縄院院長)
美容外科、美容皮膚科、予防医学(栄養療法)、アンチエイジング専門医。Zetith Beauty Clinic 、東京美容外科沖縄院にて勤務。トライアスロン日本代表の経歴を持ち、⾃分がアスリートであることも⽣かしつつ、美と健康のスペシャリストとして「中からと外からの美と健康」を信念に、外から(美容医療)だけでなく、中から(分子栄養学、予防医学)の美と健康の権威として多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。著書に、「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介された「アスリート医師が教える最強のアンチエイジング」(文藝春秋社)がある。
イラスト/サトウユカ
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