中年女性のイライラには要注意!40歳を過ぎると「ストレス太り」しやすくなるって本当?【医師解説】
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40代以降は、筋肉量が減ることで基礎代謝が下がり、体型変化に影響を及ぼすもの。これまで運動を継続してきた人であっても、多かれ少なかれこの現象から逃れることはできません。ここからは筋肉量を維持する重要性と方法について見ていきましょう。
これまで運動してきた人は、その回数や強度を増やすことが大事です。少しずつ増やしていって、無理なく現状維持を、あるいはそれ以上の効果が得られるところを探しましょう。
これまで運動をしなくても太ることはなかったという人も、40歳前後からは基礎代謝が下がっていくので、そのままの生活を続けているだけでは体重増加や体型変化は起こる可能性が高くなります。日常生活の中に軽いジョギング、ウォーキング、水泳などの有酸素運動を取り入れるのがおすすめです。また、隙間時間に階段の段差を利用した踏み台昇降運動もいいでしょう。
運動することが難しい場合は、買い物に歩いて行く、階段を多用するなど日常生活の中に運動に代わる動作を取り入れ、少しでも筋肉量アップを目指しましょう。
運動すると筋肉量がアップし、基礎代謝が増えるだけでなく、ストレス解消や気分転換になってリフレッシュ効果も期待できます。
無理な食事制限をすると体に負担がかかるため、できる範囲で少しずつ改善していくことが望ましいのはもちろんです。そのためにはある程度大まかな摂取カロリーの把握が必要です。負担にならないように、ダイエットアプリなどをじょうずに利用して、多すぎる部分、不足している栄養素などを確認してみましょう。
主食・副菜・主菜をバランス良く食べ、油分や糖分の多いものは避けましょう。
女性ホルモンの減少には女性ホルモンと似た働きをするとされる大豆イソフラボンの摂取がおすすめ。ただし大豆イソフラボンには1日の摂取量に上限値があります。70㎎~75㎎で、納豆だと2パックほどです。お腐も小さいサイズで十分な量です。朝食で豆腐入りのお味噌汁を飲む、納豆ご飯を食べるだけでも効果的でしょう。
納豆は大豆イソフラボンだけではなく、ミネラルやたんぱく質も多く摂取できるので、1日1パックを目安に取り入れてみてください。
40歳前後になると、複数のホルモンの働きが従来と違ってきます。そのときに起こる体型変化や不調なども、1つのホルモンだけが原因ということはありません。また、同じような分泌量の変化があったからと言って、全員が同じ症状を起こすわけでもないのです。
加齢によってホルモンバランスは崩れるものですが、それを少しでも元に戻したり、症状を軽くしたりすることは可能です。運動と食事内容を意識した生活習慣を早いうちから続けている人は、年齢を重ねても更年期症状や体型変化の度合いが軽くなる場合が多いようです。将来のリスクを軽減するためにもすぐに日常生活を見直して、取り入れてみましょう。
ホルモン補充療法など医療的なアプローチが必要な場合もありますが、基本的には生活習慣を見直すことで、体型変化も軽減され、症状も落ち着いてくるといったことが見られます。人間の体は食べるもので作られ、運動によって完成するもの。ただし、強いストレスになっては元も子もありません。まずは生活の中で習慣化していく意識がポイントです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
取材・文/いしまるかずみ
更年期真っただ中の50代ライター。ライター歴は30年以上と無駄に長い。東北と奈良と猫が大好き。小説、マンガ、アニメが生活の一部で、「在原業平」様が初恋の人。でも理系の一面も。
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