
運動と食事によるダイエットを始めて8カ月目の夏。15kg痩せたのでご褒美に新しい服でも買おうと思い、フレアスカートを試着した瞬間、目を伏せてしまいました。ウエストに合わせて選んだフレアスカートは、腰周りの辺りでまるで傘を開いたように広がっていたのです。いわゆる浮き輪肉が邪魔をしていたのです。
何とか落とそうと調べた末、たどり着いたのは股関節とおしりをほぐすことでした。浮き輪肉撃退の体験談を紹介します。
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浮き輪肉がついてしまう原因は

運動習慣をつけ、食事の量ではなく質を見直すことで、7カ月間で82kgから67kgまで痩せることができました。ダイエット当初は、雪だるまのような体形だったため、とにかくどこでも肉が落ちてくれれば喜びを感じていたのですが……。次第に、思うように肉が落ちていってくれる部分と、あまり落ちていってくれない部分との差が歴然としてきました。
ドラム缶のようだったおなか周りも、高い位置でくびれが戻り、下腹も平らになり、首や肩周りもスッキリし、肘や膝から細くなり、むくみもなくなってきたのです。一方で、太ももや二の腕、垂れて横に広がったおしりはあまり変化なく、さらに腰骨の横に突き出たお肉、いわゆる浮き輪肉はかなり目立ったままでした。
この浮き輪肉を何とか撃退したいとダイエット本やネット検索していたところ、原因が4つ見えてきたのです。運動不足、冷え、姿勢の悪さ、骨盤のゆがみだということがわかりました。自分に当てはめて考えてみると、明らかに対策をしていないのは骨盤のゆがみだなと感じたのです。そこで、骨盤のゆがみを矯正しようと試みたのでした。
浮き輪肉を撃退するためにおこなった運動は

骨盤は上半身と下半身をつなぐ土台です。長時間のデスクワークやスマートフォンを見続けることで骨盤がゆがんでしまうそうです。一旦骨盤がゆがむと、骨盤と足をつなぐ股関節やおしりが固くなり、血流や代謝が悪くなるため、腰周りに脂肪や老廃物が蓄えられやすくなるそうなのです。浮き輪肉がついてしまうわけです。
ポイントは股関節とおしりだと悟った私は、集中的に股関節とおしりを動かすために、インスタグラムで見かけるヨガやピラティスのインストラクター、一般のダイエッターが共通して効果的だとうたっているエクササイズを2つ取り入れてみることにしました。
1つ目は片足立ちになり、もう片方の膝を曲げて、グルグル円を描くように足の付け根から回すだけです。この運動は意識しないと、股関節ではなくおしりから回してしまい、無意味になるそうなのです。
上半身の姿勢を正して骨盤を立て、股関節だけを回すように意識しました。内回し、外回しそれぞれします。当然固まっていた関節なので、ゴリゴリ音がすることもありました。回すことで潤滑油のようなものが出されるそうで、だんだんスムーズに回るようになったのです。
2つ目はワイドスクワットです。足を大きく開いて立ち、スクワットをします。筋力が必要ですし、最初は開いた股関節が痛く感じることもありました。効果は絶大で、運動終わりには股関節がほぐされ柔らかくなるのを感じたのです。