
更年期を迎えて髪質が変わったせいか、うねる髪が出たり、片方だけが跳ねてしまったり、ふんわりうまくまとまりません。昔はさらさらのストレートヘアが自慢だったのに、髪にハリやコシが失われ、以前のようなヘアスタイルが似合わなくなってきました。
ブローしてもツヤが出ない! 髪はなるべく切りたくない! そんな悩みを抱えた私の取った対策をお話しします。
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ショック!髪質の変化は老化のサイン?

片方だけ髪が跳ねる、うねるといった髪質の変化について、いとこの美容サロンにカウンセリングに行きました。彼女は長年美容業界にいるだけあって、髪も爪も手入れが行き届いていてきれい。いつもツヤツヤのセミロングをキープしています。どうやったら、彼女みたいにうまく髪がまとまのるか相談してみることに。
更年期になると女性ホルモンが減り、体内のコラーゲン量も減少するため、肌や髪の水分保持力も低下。 頭皮や髪も乾燥すると生え際のクセが強くなり、髪が跳ねるのだそうです。美容師の間では「エイジング毛」と呼ばれる、こうした大人になってから出てくる髪のクセやうねりは扱いが難しく、昔のようにはうまくまとまりません。
いとこのカウンセリング後、私が取った対策は次の通りです。
- シャンプー剤を見直す
- シャンプーの方法を見直す
- 流さないトリートメントをつける
- ドライヤーでしっかり乾かす
追って順番に、実際におこなった様子をお伝えしていきます。
シャンプー前のひと手間とシャンプーの見直し

まずアドバイスをもらったのが、シャンプーの方法です。いきなりシャンプーをするのではなく、シャンプー前に粗めのクッションブラシ(ブラシの根元部分がクッション状に柔らかくなっているもの)でブラッシングするのが大事なことを教えてもらいました。このひと手間で髪と地肌の汚れを浮かしてくれるそうです。
お湯の温度を38度くらいに調整して予洗いします。熱すぎるお湯で頭皮を洗うと、本来なら必要な皮脂まで溶け出してしまうため、頭皮が乾燥してしまうそうです。
次に、シャンプーをよく泡立て、指で地肌をマッサージするように洗います。再び38度のお湯ですすぎますが、このとき頭皮にシャンプー成分の残留物を残さないように注意されました。髪の表面だけでなく、内側や耳の後ろ、後頭部などにもシャワーを当てて血流を促すようにしっかりすすぐのがポイントのようです。
また、シャンプーの方法だけでなく、家で使っているシャンプーを見直すようアドバイスを受けました。アミノ酸系シャンプーは洗浄力がやや弱いそうですが、適度な皮脂を地肌に残してくれるので、アラフィフ世代の地肌環境には最適だと教えてもらいました。
とはいえ、サロン仕様のシャンプーは、家族みんなで毎日使うにはやや高価なので、ドラッグストアでコスパの良いアミノ酸系シャンプーを探すことにしました。それまでは、よくテレビなどで宣伝されている石油系シャンプーを使っていました。泡立ちが良いのでしっかり洗える分、髪や頭皮の脂を取り過ぎていたような気がします。