
パニ子は代々続く家業の農家を手伝いながら、田舎で両親と暮らしています。長年付き合っている恋人のアキオは幼なじみで、両親とも仲良し。今は東京の会社に勤めているので遠距離恋愛中ですが、週末やまとまったお休みのときは、どちらかのもとで一緒に過ごすようにしています。アキオとのデートはとっても楽しい時間であってほしかったのですが……?
スカッと系人気YouTubeチャンネル「パニコレ」から、「人を見た目で判断するド底辺店員の末路」を紹介します。
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ものすっごく嫌な感じの店員
アキオに会うために東京にやって来たパニ子。東京駅の新幹線の改札口まで迎えに来てくれたアキオと合流して、アキオのリクエストで予約していた高級焼肉店へ向かいました。
「いらっしゃいませぇ~!」と出迎えたのは、「ワダ」と書かれたネームプレートを付けた男性店員。アキオが予約していることを伝えると「お待ちしておりました~!」と言いながら、パニ子の姿をなめ回すように見てきました。そしてその直後、あからさまに嫌そうな顔を見せて「……うあっ」なんてつぶやいてきたのです。
その後も、アキオには普通に笑顔で接客しているのに、パニ子にだけは妙に態度が悪く……。お水を頼んだだけなのに「タダっすもんね。了解っすぅ~」なんて言ってくるだけでなく、ご飯の小をお願いしたときにも「一番安いですもんね……」と、こんな感じ。食事はおいしかったし、大きな被害を受けたというわけではないので、特に文句を言うこともしなかったのですが、なんだかモヤモヤが残りました。
お会計を終えてお店を出た瞬間、もう二度と行かないと思ったのは言うまでもありません。
見覚えのある顔…
アキオとのデートから数週間後ーー。
今度は両親と一緒に上京したパニ子。なぜなら、母の誕生日だから。
昼間は東京の高級レストランでパニ子がランチをごちそうし、親子ふたり水入らずで過ごす予定です。
父は日中、人に会わなくてはいけないということで、夜遅くにホテルで合流し、翌日から母と熱海へ温泉旅行に行くそう。そんなわけで、東京に到着してすぐに父とは別れ、パニ子と母は予約しておいた高級レストランへ向かいました。
そしてお店のドアを開けた瞬間……。
「いらっしゃいませぇ……って、は?」
出迎えた店員はパニ子を見て驚いた様子でしたが、パニ子のほうもビックリです。だって、目の前にいたのは、アキオとデートしたときに会った態度の悪い店員「ワダ」だったのだから……。ワダは前回と同様、パニ子たちをなめ回すように見てきてひと言。
「うちのレストランに何か用っすか……?」
なんて失礼な奴なんでしょう! レストランなんだから、食事をしに来ているのはわかり切っているはず。ちゃんと予約もしていることも伝えたのですが……。
「貧乏人の予約は入ってません!!さあ、帰った帰ったぁ~!!」
と、まるで虫でも払うかのように手をヒラヒラさせてきたのです。どうやらワダは、着ている服でランク付けをして、態度を変えている様子。アキオは大手に努める営業マンで、上司や先輩社員に普段から質のいいものを身に付けるようにと言われているので、身なりは整っています。だから、あのときはアキオにだけニコニコしていたのか……! パニ子は納得しました。