
50歳を過ぎたころから、運動しているのに体重が増えるように。更年期世代は代謝が悪くなるようで、ちょっと運動したくらいでは痩せなくなりました。その上、今までと同じ食生活をしているだけなのに太ってしまい……。そこで、一念発起でダイエットを開始しました。
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運動しても体重が減らない

私はジムに通って週2でズンバをし、週1で筋トレをしていました。それが何年も続けてきた私の日課でした。しかし、コロナ禍でジムに通えない時期が何カ月かあり、そのころから体重が増え始めていきました。このままではまずいとジム通いを再開しましたが、今まで通りのスケジュールに戻しても体重は減りませんでした。
焦る気持ちもあり、ズンバに通う回数を増やしてみましたが、膝を痛めてしまうことに。増えた体重のままでは膝の負担が大きかったんだと思います。ズンバで大汗かいているのにどうして体重が減らないんだろう。筋トレもしていて筋肉痛にもなっているのに、どうして体重が減らないんだろう。これが更年期太りなんだろうかと諦めかけていました。
ダイエットは「している気分」だけの食生活

そのころの私の食生活は、ダイエットに良いと言われていることはとりあえず取り入れてみるスタイルでした。低糖質が良いと聞けばご飯の量を減らし、たんぱく質はしっかり摂取することが大事と言われると、チーズや乳製品を増やす。さらに甘い物は高カカオ成分のチョコレートが良いと聞けば、そればかり食べる。そんなダイエットをしている気分のやり方ではうまくいくはずもなく、体重はどんどん増えていきました。
ダイエットの基本は、消費カロリーよりも摂取カロリーを減らすことです。その基本に目を向けず、なんとなくダイエットに良さそうなことを組み合わせておこなっていました。でもカロリーを気にせずに食べていたので体重が増えるのは当然でした。
更年期になる前はなんとなくのダイエットでも大丈夫だったのが、更年期世代になって代謝が悪くなると、それでは痩せなくなったのです。そこで私は三大栄養素のバランスを考えて、カロリー計算をする食事に切り替えました。