
離れて暮らす娘が成功していると聞いたダイエット法、それが16時間断食でした。16時間断食は、1日のうち8時間は何を食べてもよく、残り16時間は何も食べないというシンプルなダイエット法だそうです。娘が成功しているなら! と50代で万年ダイエッターの私ですが、早速16時間断食を始めることにしました。
★関連記事:ダイエットはもちろんアンチエイジングにも! 美容専門医も実践する「16時間断食」とは?
食べられる8時間を何時から何時にするのか
16時間断食では、食べられる時間は8時間と決まっています。時間以外は特に決まりはなく、好きなように食べていいそうです。その8時間を何時から何時にするのかはとても重要なこと。夫の職場は当時住んでいたアパートの目の前で、お昼ごはんには必ず家に戻り一緒に食べていたので、お昼の12時から午後8時までの8時間に決めました。お昼ごはんが1食目で、その後4時ごろおやつを食べて、夜ごはんを午後8時までに終わらせる。このスケジュールなら夫に迷惑かけることなくできそうですし、そんなに大変じゃないかもと思いました。
面倒なカロリー計算もしなくていいですし、食べてはいけない食材もありません。8時間は好きなものを食べていいというのが、いろいろなダイエットに失敗してきた私にとっては魔法の言葉のように感じました。朝ごはんを食べないだけで痩せられるなら痩せたい! 他は何もしなくていいなんて簡単!と思っていました。
最初の食事に気合が入り過ぎてしまう
朝起きたときにはすでに空腹。前日の食事から12時間以上経過しているんですから、おなかがすくのは当然でした。16時間は何も食べられませんが、水分はとっていいので、朝は白湯やお茶を飲んでいました。
16時間断食の体験談を読んでみると「空腹にも慣れる」と書いてあるのですが、私はなかなか慣れることができずにいました。毎朝とにかくおなかがすいていました。そうなると1食目であるお昼ごはんの準備にも気合が入ります。気が付くと通常のお昼ごはんよりもはるかに多い品数を作るようになっていました。
そのころの私のお昼ごはんは、ご飯、味噌汁、納豆、漬物、メインのおかず(肉か魚)、野菜の副菜が2品ほどという具合で、量も内容もぎっしり詰まったものでした。16時間断食を始めて1週間、2週間と過ぎても空腹に慣れることができずにいた私は、朝のコーヒーにバターを入れるようになっていきました。バターをひとかけら入れるだけでおなかが満たされていくのでやめられなくなっていきました。