
ある日医師から、「少しダイエットをしてみましょう」と言われました。毎年受けている定期健診で、糖尿病予備軍であることがわかったからです。そのときの私は47歳、身長160㎝、体重65㎏で、BMIは25.4。BMIが25を超えると脂質異常症や糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクが2倍以上になるそうです。
予備軍の時点でわかってよかった……と少しホッとしました。ただ、医師から「ダイエットをしてみて、血糖値が良くなっているかどうかを半年後に再検査しましょう」と言われたので、次の検査までに体重を減らすことを決意しました。
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アプリで糖質や摂取・消費カロリーを管理
ダイエットを始めるにあたり、まずは自分に必要な1日のカロリーを調べました。私は在宅で仕事をしていて、通勤はしていません。そして、子どもはおらず、日中は1人分の昼食準備や洗濯など自分の身の回りのことをするのが中心の生活です。
調べてみると、私のように身体活動レベルの基準を満たしていない、40代の日本人女性が1日に必要なカロリーは1700kcalだとわかりました。
次にいくつかのスマホアプリをダウンロードし、食材の糖質量を調べながら摂取カロリーと消費カロリーを管理していきました。アプリの利点は、ゲーム感覚で気楽に管理ができること。摂取カロリーも消費カロリーもリストになっているので比較がラクです。「おやつを食べちゃったからガーデニングで消費しよう!」というように、バランスを取りながらのチェックや調整も簡単。
アプリによってはその日の摂取カロリーや体重の推移をグラフで表示してくれるものもあるので、良い結果を残したくて「今日も頑張ろう!」と思えるのも私には合っていました。
お米の食べ過ぎに気を付け、水をたくさん飲む
しばらく続ける中で、何を食べれば痩せやすいのかを比較するために、数日間同じものを食べてみる実験をしました。その結果、私の場合は糖質の中でもお米を控えると体重が減りやすいと感じました。ただ、お米を完全にやめると便秘がちになってしまうので、豆類やきのこ類など食物繊維の多い食べ物をとると同時に、週に1度はおにぎりを1つ食べることにしていました。
また、1.5Lのミネラルウォーターを毎日1本飲むこともルールに加えたのですが、水をたくさん飲むのに飽きてしまうことがありました。そのため、レモンを入れた炭酸水を飲んでみたり、ミントの葉を入れてデトックスウォーター風にしたりして、工夫をしながら毎日続けました。
このように、食材・食品一つひとつを確認しながらダイエットを続けていたところ、なんと1カ月後には5㎏も減っていたんです! 自分としては無理なくゆったりとしたダイエットだったので、これはうれしい驚きでした。これでBMIは23.4。BMIが22になるときの体重が標準体重とのことなので、がぜんやる気になったのを覚えています。