「ひょんなことで痩せるなんて!」片付けが苦手な40代主婦が体重60kgから4kg減量できたワケ
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40代になってから、「そんなに食べていないのになぜ体重が増えるの?」と感じる人は多いのではないでしょうか。1990年の国際肥満学会で、肥満の人の7割が「モナリザ症候群」という発表がありました。それによると肥満は自律神経と深い関係があるといいます。「モナリザ症候群」とはどんな症状で、どんな人がなりやすいのでしょうか。美容・アンチエイジング専門医の黒田愛美先生に聞きました。
監修/黒田あいみ先生(Zetith Beauty Clinic 医師/東京美容外科沖縄院院長)
美容外科、美容皮膚科、予防医学(栄養療法)、アンチエイジング専門医。Zetith Beauty Clinic 、東京美容外科沖縄院にて勤務。トライアスロン日本代表の経歴を持ち、⾃分がアスリートであることも⽣かしつつ、美と健康のスペシャリストとして「中からと外からの美と健康」を信念に、外から(美容医療)だけでなく、中から(分子栄養学、予防医学)の美と健康の権威として多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。著書に、「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介された「アスリート医師が教える最強のアンチエイジング」(文藝春秋社)がある。
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モナリザと聞くとレオナルド・ダ・ヴィンチの絵画が思い浮かびますが……。
「絵画のモナリザとは無関係です。モナリザ症候群は「Most Obesity Known Are Low In Sympathetic Activity.」の頭文字からとった造語で、ほとんどの肥満は交感神経の働きの低下による、といった意味です」(黒田先生)。
交感神経の働きの低下、とはどういう意味なのでしょうか。
「私たちの体は、活動モードの交感神経とリラックスモードの副交感神経という、2つの自律神経がスムーズに切り替わることで健康は維持されています。
交感神経が優位に働くと、心身が活発になって消費カロリーが増加しますが、副交感神経が優位になると心身にブレーキをかけ、代謝が下がるようになっているのです。
モナリザ症候群は、この交感神経と副交感神経のスイッチの切り替えがうまくできないことで消費カロリーや代謝が落ち、それほど食べなくても太りやすくなる状態を指しています」(黒田先生)。
なぜ、交感神経と副交感神経のスイッチの切り替えがうまくできなくなるのでしょうか。
「緊張モードとリラックスモードのメリハリがついていれば、問題なくスイッチの切り替えはできるはずです。
しかし、例えば
といった、緊張感のない生活、またはリラックスがない生活を続けていると、自律神経のバランスが乱れてしまうのです。最近ではコロナ禍でリモートワークが増え、家で1日中過ごすことが増えたことも要因でしょう」(黒田先生)
「また、女性ホルモンのバランスの乱れが自律神経にも影響しています。女性ホルモンが低下する更年期は特に自律神経が乱れやすいので、注意が必要です」(黒田先生)。
更年期の女性は特に自律神経のバランスが乱れやすいということ。どんなことに注意したほうが良いのでしょうか。
「緊張モードとリラックスモード、2つのバランスが取れた生活を心がけることが大切です。
緊張モードならば
といったことが一例として挙げられます。
リラックスモードならば
といったことを試すと良いと思います」(黒田先生)。
「自律神経は腸内環境とも深い関係があります。腸は脳の次に神経細胞が多い器官です。神経細胞は自律神経によって作用されるので、自律神経を整えるためには腸内環境を整えることがとても大切です。
腸内環境を整えるには、まず白砂糖を控えることから始めてみてください。他にもカゼインやグルテンなど腸内環境を乱す成分を含む食品は極力控えたほうが安心です」(黒田先生)。
若いころと比べて確実に食べる量は減っているのに体重は増える、という不思議な現象に悩み続けてきましたが、原因が自律神経にあるとは。心当たりのある人は、できることから改善してみてはいかがでしょうか。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
取材・文/岩崎みどり(51歳)
ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。
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