「え?排水口に黒いピンポン玉!?」40代、年々抜け毛が増えていって思ったことは
46歳の主婦兼ライターです。40歳ごろから後頭部の上の方にあるつむじが気になり始めました。以前よりぱっかりと割れているような気がするのです。当時はロング …
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若いころは、コスパ重視のシャンプーでもツヤツヤ、サラサラだったのに、最近髪質がすっかり変わってしまいました。何をしてもパサついている髪にすっかり自信をなくし、試しに結んでみてもトップにボリュームは出ないし、頬肉が落ちて年々長くなる顔が強調されてどうにも似合いません。ここ数年髪形で満足したことがない、髪形迷子。そんな更年期の私の切実な悩みに向き合ってみました。
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私はここ数年、ずっと髪形や髪質について悩んでいます。更年期を自覚したあたりから髪質がだんだんと変わってしまい、オイルや流さないトリートメントを付けてもパサつきが直らずツヤもないので、思い切ってロングからミディアムにしました。それでも改善されず、今度はミディアムからショートボブにして、傷んでいる髪をカットしたのにやっぱり髪質の改善は見られません。どんな髪形にしても、しっくりこないのです。
若かりしころは、美容院で「パーマがかかりにくい」と言われるほど健康でツヤもあって自慢の黒髪でした。それが今ではすっかり髪に自信が持てなくなりました。初対面の印象を大きく左右する髪に自信が持てなくなったことで、すべてにおいて自信がなくなってしまったのです。
街を歩いていても、ショーウインドーに映る自分を見ないようにする日々。ですが、このまま女性としてどんどん自信をなくしていくのも嫌なのです。これではいけないと一念発起。まずは髪質が変わってしまった原因と対策について調べてみることにしました。
調べてみてわかったことは、更年期と髪質は大いに関係しているということでした。調べてみたところ、女性ホルモンの1つのエストロゲンには髪を成長させ、保持する力があり、20代のころはこのエストロゲンの分泌が盛んなので、健康な髪が保たれていたようです。かつての美髪がホルモンのおかげだったとは! 女性ホルモンに感謝の気持ちが湧いてきました。
ところが一転、40代を過ぎるとこのホルモン分泌が減少。当然、髪質にも少しずつ変化が生じるらしいのです。さらに更年期に差し掛かるとホルモンは急激に減少し、それに伴い髪のハリやコシの減少、パサつき、うねり、縮毛などに悩むようになるというのです。更年期の髪の悩みの主な症状がバッチリ当てはまり、なんだか清々しいくらい。真っすぐでツヤもコシもあった、かつての美髪が見る影もない髪質の変化は、更年期の影響の1つだったのだとはっきり自覚しました。
さらに、恐ろしいことに閉経を機に女性も男性のように「抜け毛・薄毛問題」に悩む人が増えてくるというのです。テストステロンというホルモンが毛根を包む組織に影響を与え、髪の毛の成長を遅らせてしまうそうです。これにはがく然としました。パサついて、うねって、さらに薄毛……。そうなったらと考えるだけで、絶望的な気持ちになります。これは、ますます今のうちになんとかしなければ! でも、どうしたらよいのでしょう。
そんなとき、女性ホルモン分泌の減少は日々の生活を変えることで速度を遅らせることができるという情報を目にしました。具体的には、「ゆっくり眠ること」「ストレスをためないこと」「女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンが豊富に含まれている大豆製品を意識してとること」などです。
夜12時には寝て、最低7時間は睡眠時間を確保して、自律神経を整える。運動をしたり買い物や旅行をしたりして、じょうずにストレス発散をする。大豆を中心に、たんぱく質や食物繊維も意識してとる……。どれも日々の生活の中で少し意識すればできそうなことばかりです。かつての美髪を取り戻すために、1つずつおこなってみようと決心しました。
当たり前のことですが、髪は体の一部。髪質の改善だけにこだわってシャンプーやリンスをちょっと奮発して良い物にしようかとか、縮毛矯正をかけようとか考えていましたが、すべてはホルモンにつながっていたようです。ホルモンを意識して、ちょっとずつ努力して規則正しい生活に変えることが、何より必要なのだと思いました。
私が今実際に取り入れているのは、睡眠と運動です。その他にもストレスを感じたら、頭皮マッサージをしたり、ヨガをしたりしてリラックスするように努めています。また、朝には大豆を豊富に使った味噌汁を飲むようにもしています。
ここ数年ずっと迷っていた髪形は、結局パサつきが目立ちやすくなるレイヤーカットはやめ、前髪のある重めのストレートにしました。肩に付くか付かないかぐらいの結べる長さで落ち着いています。手入れがしやすく、ツヤが出やすい髪形にフォーカスして取捨選択をしたおかげで、今のヘアスタイルにおおよそ満足しています。
髪質改善はまだ始めたばかりなので効果をそれほど実感できていません。でも「努力は裏切らない」という言葉はあらゆる世代に通じるはずだと信じ、かつての美髪復活を目指して、もうひと頑張りしてみようと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
監修/黒田あいみ先生(Zetith Beauty Clinic 医師/東京美容外科沖縄院院長)
美容外科、美容皮膚科、予防医学(栄養療法)、アンチエイジング専門医。Zetith Beauty Clinic 、東京美容外科沖縄院にて勤務。トライアスロン日本代表の経歴を持ち、⾃分がアスリートであることも⽣かしつつ、美と健康のスペシャリストとして「中からと外からの美と健康」を信念に、外から(美容医療)だけでなく、中から(分子栄養学、予防医学)の美と健康の権威として多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。著書に、「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介された「アスリート医師が教える最強のアンチエイジング」(文藝春秋社)がある。
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