「ひょんなことで痩せるなんて!」片付けが苦手な40代主婦が体重60kgから4kg減量できたワケ
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私は子どものころから痩せていたことはなく、物心ついたときから太め体形。スリムな体形に憧れはありましたが、自分には関係ないとずっと思ってきました。そんな私が突然、50代に入ってダイエットに挑戦してしまいました。ダイエット挑戦のきっかけや私が取り組んだこと、そしてその結果を紹介します。
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ある日、自宅近くを散歩していると、「女性専門24時間ジム」の看板が出ていました。そのころ、自宅近くにジムがいくつかできていたのですが、女性専門というのはそのジムだけでした。それまで運動習慣がほぼなく、ジムに対してはハードル高く感じてはいましたが、女性専門という言葉に惹かれて、思い切って体験に申し込んでみました。
実際に見学してみると、広々としたスペースに設置されたいろいろなマシン、シャワールームやロッカーが充実、何よりスタッフの方の指導がよかったので、入会することに。予算の関係で、完全なるパーソナルトレーニングではありませんが、マシンの使い方や食事についてずいぶん気さくに相談に乗ってもらえました。
何より自宅から歩いて数分以内、24時間いつでもOKという気軽さで、ちょっとした時間ができれば、こまめにジムに通うようになりました。サイズダウンできているかどうかは自分ではよくわかりませんでしたが、体を動かしていると日ごろのストレスも軽くなり、楽しくなっていったというのが一番の収穫です。
体重を落とすには運動だけでは限界があり、食事制限が必要だと感じました。ジムに入会する少し前にネットの記事で16時間ファスティングを知り、取り入れてみました。16時間ファスティングというのは、1日24時間のうちの16時間食事をせず、残りの時間内で食事をとるという方法です。16時間を睡眠時間に組み込むと取り組みやすいということだったので、私は基本的に夕食から16時間あけて次の食事をとるというやり方にしました。
ただ、本当に16時間飲まず食わずだと、特に仕事中におなかがグーグー鳴りまくって恥ずかしかったので、水分摂取のほかに軽くつまめるものならOKというマイルールに変えました。職場の引き出しにはのどあめ、落花生あめなどを常備し、おなかが激しく鳴り始めたら、それらを口に放り込み、なんとかやり過ごしています。
最近は16時間ファスティングにプラスして、緩やかに糖質制限を始めました。最初は夕食時のみ白米などの糖質の多い食材を食べないようにしていました。少し慣れた現在は、昼食時も主食を春雨にして、極力糖質を抑えています。
ただ、我慢ばかりだと長続きしないので、外食時や仕事のない日はこれらのルールに目をつぶり、ご飯やお酒も楽しんでいます。あくまで我流ですが、自分が我慢し過ぎない範囲で、できる範囲の食事コントロールをしています。
先月、年に1回の健康診断がありました。思えば去年の健康診断は人生で一番の重量で、看護師さんや医師の先生にもずいぶんと指導をされました。運動や食事を頑張っているといっても、ほとんど自己流なので、正直結果が出るかどうかは自身がありません。
不安9で期待が1という中迎えた健康診断、その結果は……身長155㎝に対して体重は前回の健康診断の64㎏から-8kgの56㎏、毎回メタボを指摘され続けてきた腹囲に至っては前回の91㎝から80㎝と-10cm以上のサイズダウン!
これにはわれながら驚きでした。それまで、あまり効果を実感することがなかったのですが、自分の努力は無駄じゃなかったんだと初めて思えました。1カ月ほどたつと詳しいレポートが郵送される予定なのですが、これほど健康診断の結果を早く見たいと思ったことはありません。
完全にダイエットを諦めていた私ですが、通りすがりに見つけた近くのジムがきっかけで結果を残せるまでになれるとは、まだ少し信じられません。筋トレや食事制限も目標のために必死で頑張るというスタイルではなく、自分のストレス発散や、体重が落ちていればラッキーという私なりの緩い姿勢でここまで続けてこられたと思います。
健康診断の結果が前回よりよかったとはいえ、まだまだメタボ予備軍から抜け出せたわけではないので、これで安心せず、これからも日々楽しみながらコツコツとボディメイクに取り組みたいと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/黒田あいみ先生(Zetith Beauty Clinic 医師/東京美容外科沖縄院院長)
美容外科、美容皮膚科、予防医学(栄養療法)、アンチエイジング専門医。Zetith Beauty Clinic 、東京美容外科沖縄院にて勤務。トライアスロン日本代表の経歴を持ち、⾃分がアスリートであることも⽣かしつつ、美と健康のスペシャリストとして「中からと外からの美と健康」を信念に、外から(美容医療)だけでなく、中から(分子栄養学、予防医学)の美と健康の権威として多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。著書に、「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介された「アスリート医師が教える最強のアンチエイジング」(文藝春秋社)がある。
イラスト/おみき
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