
健康と体形維持の関係性には気を付けていたはずでした。しかし、加齢とともに基礎代謝が落ちるという情報が私の頭から抜けていました。30代のころと同じ意識のまま、40代を過ごしてはいけないと痛感し、行動を見直した体験をお伝えします。
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デニムパンツのはき心地に違和感

ある朝、デニムパンツのジッパーが閉まりにくいことに気付きました。ジッパーを上げきると、おなか周りや太もものあたりが窮屈に感じるのです。
一度体の変化を意識し始めたら、他にも違和感を覚えるようになってきます。
頬の内側を何度もかんでしまってできた口内炎がなかなか治らない。体の動きも鈍くなってきたような……。気分が沈みがちになることも増えました。
ふとスマホアプリに記録しておいた体重と体脂肪率を確認してみると、どちらの折れ線グラフも緩やかに上昇していました。アプリには数値を入力するだけで振り返りをしておらず、体重増加の自覚が遅れたのです。
しかし、体重と体脂肪率が変化した原因に思い当たることはありませんでした。
そこでスリムな体形を保つ年上の友人に「生活習慣に変わりはないのに体重と体脂肪が増えてしまって……」と話をしてみました。すると「40歳を越えたらそういうことが起こる!」と勢いよく答えが返ってきました。
「加齢で基礎代謝が落ちる」というのが友人の見解でした。
減っていく基礎代謝量

自分でも加齢と基礎代謝について調べてみました。
基礎代謝は目が覚めているときに必要な最小限のエネルギーのことで、10代をピークに年齢を重ねるごとに代謝量が減っていくのだそう。
代謝量が減っていくのに対して、食事も運動も30代と同じ量のままなら、体重が増えるのは当たり前のことです。
太って手持ちの衣類が使えなくなるのも、頬をかんで常に口内炎に悩まされるのもできれば避けたいものです。
私は毎日を機嫌良く過ごしたいので、生活習慣を見直すことにしました。生活習慣をいきなり大きく変化させると痩せるどころか太ってしまうかもと思ったので、小さなことから少しずつ始めることにしました。